ネットショップサービス「BASE」の機能、費用の詳細、メリットやデメリットを徹底解説

EC(ネットショップ)をいまからはじめる

BASEは初期費用、月額料金が無料のネットショップサービスです。

ネットショップを初めて作ったときは、どのくらいの売上を上げられるのか想像しにくいでしょう。そうした中で初期費用、月額料金がかからないのは、うれしいポイントです。

今回の記事では、ネットショップサービス「BASE」のメリットや費用の詳細、機能の紹介と、どのような方がBASEに向いているかを解説します。

編集者

JPholic株式会社 ECNOW 編集部

ECNOWはJPholic株式会社が運営する、 ネットショップ情報メディアです。
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BASEの基本的なサービス内容

BASEの基本的なサービス内容

BASEは、だれでもかんたんにネットショップを作れるサービスです。操作はシンプルで直感的にできるため、PC操作に自信がない方でも安心してはじめられます。

BASEは、ネットショップを初めて開く人のために作られているといっても過言ではありません。

初期費用と月額料金は無料。注文が入ったときだけ決済手数料が発生する仕組みで、ネットショップが軌道に乗るまでの固定費用を心配せずに運営できます。

BASEの費用詳細

BASEの費用詳細

BASEの基本的なサービス内容が分かったところで、気になる費用の仕組みについて紹介します。

ネットショップサービスで発生する主な費用は、初期費用や月額料金、デザインを決めるカスタマイズ費用、そのほか、手数料などがあります。

初期費用・月額料金

BASEは初期費用・月額料金が無料です。

商品が売れたときや、売上金を自分の口座へ振り込む際に手数料が掛かります。そのため、売上がない時点では、費用が発生しません。初めてネットショップサービスを開設する人にとっておすすめだといえるでしょう。

手数料の種類は? 

では、実際にどのような手数料が発生するのでしょうか? BASEで発生する手数料について詳しく見ていきましょう。

商品が売れたとき

商品が売れたときにかかるのが、「BASEかんたん決済手数料」と「サービス手数料」です。商品を発送して、発送ステータスを発送済みにした時点で発生します。

「BASEかんたん決済手数料」と「サービス手数料」は、一回の注文の合計金額に対して加算されます。一回の注文とは、商品の合計金額と送料を足したものです。

BASEかんたん決済手数料は、決済ごとに3.6%+40円かかり、サービス手数料は、決済ごとに3%かかります。よって、注文ごとに6.6%+40円かかるということになります。

たとえば、1000円の商品が売れて、送料500円で設定しているとき、注文の合計金額は1500円です。手数料は1500円✕6.6%+40円で139円。手数料差し引いた金額は1500円ー139円で1361円になります。

(手数料) 1500円 ✕ 6.6% + 40円 = 139円

(手数料差し引いた金額) 1500円 ー 139円 = 1361円

売上金を出金するとき

次に費用が発生するのが、売上を自分の銀行口座に出金するときです。ネットショップでの売上金は、「振込可能残高」として、BASEが所持しています。

振込可能残高を引き出すために必要なのが振込手数料です。振込み手数料は一律で250円掛かります。

もうひとつ、売上金を引き出すときに発生する事務手数料があります。事務手数料は、以下のとおりです。

  • 申請金額が2万円以下 500円
  • 申請金額が2万円以上 無料

そのため、売上金は2万円以上で振込申請をすると経費削減になります。

 

BASEで利用できる機能

BASEで利用できる機能

次に、BASEで利用できる機能について解説します。ショップを作るための機能だけでなく、売上を増やすための機能やアクセス分析の機能まで、たくさんの種類があります。

ショップデザイン機能

BASEに登録すると、はじめに使うことになるのがショップデザイン機能です。ネットショップを作るときには、BASEであらかじめ用意されたテンプレートを使い作成します。

自由度は低くなりますが、専門知識を必要とせずにネットショップを作れるため、PCスキルに自信がない方に大きなメリットとなります。

テンプレートを選択したあとに、自分のショップのロゴや写真を組み合わせることで、オリジナルのデザインが完成します。HTMLを編集できる機能もあるため、一歩踏み込んだデザインにしたい方にもおすすめです。

拡張機能

BASEには、「BASE App」と呼ばれる拡張機能があります。BASE Appの種類は多岐に渡り、日々、改善と改良を繰り返しています。

  • ショップのルールを設定する機能
  • 英語や外貨対応などの機能
  • 定期便や予約販売など、商品のルールを設定する機能
  • オリジナルロゴの作成や、HTMLを編集する機能
  • 集客のためのSEOや広告のための機能
  • 売上を上げるためのクーポンやレビューのための機能

ほかにもさまざまな分野の拡張機能があります。

この中から、自分のネットショップに必要なAppをダウンロードして、使いやすいオリジナルのショップを作成できます。

外部連携機能

BASEの拡張機能の中には、いろいろなSNSと連携できる外部連携機能が豊富に用意されています。

  • Instagram
  • Twitter
  • YouTube
  • LINE公式アカウント
  • Facebook
  • note
  • Tik Tok
  • Ameba

など、計8つものSNSと連携できます。

なかでもおすすめなのは、Instagramとの連携です。Instagramの投稿写真に商品をタグ付けすることで、そのままBASEの購入ページに進めるため、顧客の購入促進に有効です。

Instagramは写真投稿がメインになっており、商品の魅力を伝えやすく、高い宣伝効果を得られるSNSだといえます。積極的に投稿し、フォロワー数を増やしていくことで、自社商品が露出する機会も増え、売上アップにつながります。

blog機能

blog機能も拡張機能の一つです。blog機能はかんたんに自分のショップブログを作成できて、商品の魅力をアピールできます。

SNSでは伝えるのが難しいお店のコンセプトや、ネットショップを開いたショップオーナーの思い、誕生秘話など、ユーザーの心理をくすぐり、購入までの行動を手助けします。

また、ショップのキャンペーン情報やセール情報を記載して集客もできます。ブログを作ることで検索エンジンにも表示されるようになるため、SEOにもなるでしょう。

さらに、ブログを作成すると「BASE Mag.」という、BASEが運営するメディアにも掲載のチャンスがあります。審査を通過したショップが紹介され、BASEのアプリ内から来るユーザーの集客も見込めます。

独自ドメインとの連携機能

BASEの中の拡張機能の一つで、「独自ドメインApp」があります。すでにドメインを取得している場合、このAppを使用すると、お持ちのドメインをBASEで使用できます。

ドメインとは、インターネット上の住所のことで、Webサイトがどこにあるかを判別する情報です。Webサイトのドメインは、https://〇〇〇〇.comのようにアルファベットの羅列で表されます。

BASEのメリット

BASEのメリット

この項では、BASEでネットショップを作るメリットについて紹介します。

手軽にネットショップが作成できる

BASEは特別なPCスキルがなくても、かんたんにネットショップを作成できます。あらかじめ、テンプレートが用意されていて、その中から自分で好きなものを選び編集します。

編集作業もドラッグアンドドロップでかんたんに進められます。

運営後も、初心者向けサポートが充実しているため、ネットショップの経験がなくても起業できるのがメリットです。

基本使用料が無料

BASEでネットショップを作ると、初期費用と月額料金が無料です。毎月の固定料が必要なく、売上が発生したときにだけ手数料を支払います。

ネットショップをはじめたばかりで売上がないとき、固定費がないのは大きなメリットだといえるでしょう。

ネットショップのノウハウを学べる

BASEでは、出店者向けのサポートも充実しています。無料セミナーやBASEで発行されるWebマガジン「BASE U」の配信は、ネットショップ初心者から、売上アップを狙いたい人まで、役立つ情報をかんたんに入手できます。

アクセス管理ができる

BASEでは、商品の販売だけでなく、アクセス管理もできます。ショップ内の「データ」のページでアクセス数などを確認します。

閲覧できるデータは、売上だけでなく、ショップや商品の閲覧数、SNSからの流入数、平均客単価など、ネットショップの分析に必要なものが多くあります。

そのほかにも、Google Analyticsを使用したい人向けに、Google Analyticsを入れるための拡張機能もあります。

決済方法を選べる

ネットショップで自分の好きな決済方法が選べるかどうかは、ユーザーにとって、とても大切な問題です。使用したい決済方法に対応していない場合は、購入をあきらめるユーザーもいるほどです。

BASEでの決済は「BASEかんたん決済」と呼び、エスクロー決済が採用されています。

エスクロー決済とは、第三者を通して決済取引の安全を保証するサービスです。そのため、クレジットカードなどの特別な審査が必要なく、すぐに決済サービスを使用できます。

BASEで取引するときには、BASEが販売者と注文者を仲介し、双方の安全を保証します。販売者は、自分の口座を教える必要がなく、注文者も自身のクレジットカード情報を教えることなく安心して取引ができます。

BASEのエスクロー決済では下記のとおり、あらゆる決済方法を選べます。

  • クレジットカード
  • キャリア決済
  • 銀行振込み
  • コンビニ支払い
  • Paypal
  • 後払い

これらの決済方法を一つずつ単体で手続きしていくのは、時間と労力を要します。BASEのかんたん決済では、一括で管理してくれるため、ユーザーの選択肢も広がり、購入を逃す心配がありません。

 

BASEのデメリット

BASEのデメリット

メリットの多いBASEへの出店ですが、押さえておくべきデメリットもあります。

集客力がない

最大のデメリットは集客力の弱さにあります。

たとえば、Amazonや楽天自体は知名度があり、自然に購入客が集まります。そのため、Amazonや楽天に出店すると、自分のネットショップに知名度がなくても、購入してもらえる可能性があります。

しかし、BASEはそれほどの集客力はないため、出店しただけでは売上を伸ばせません。そのため、ブログやSNSで発信したり、広告を打ったりして自ら集客する必要があります。

デザインの自由度が低い

もうひとつのデメリットは、ショップデザインの自由度が低い点にあります。

BASEでネットショップのデザインを決めるときには、あらかじめ用意されたテンプレートの中から好きなものを選び、トップページや商品ページを作成していきます。追加費用を支払えばカスタマイズできますが、オリジナルのデザインでショップを作りたい方には自由度が低いと感じるでしょう。

売上が上がるほど手数料も上がる

BASEは、前述のとおり、注文ごとに手数料が発生します。そのため、売上がないうちは、費用がかからずお得に感じますが、一定以上の売上を超えると、手数料の合計がほかのネットショップサービスの月額料金よりも高額になる可能性があります。

今後、ネットショップの売上を徐々に伸ばしていきたいと考える方は、決済手数料が低いネットショップサービスを選ぶことをおすすめします。

BASEでネットショップを開設するまでの手順

BASEでネットショップを開設するまでの手順

この項では、BASEでネットショップを作成するまでの手順を紹介します。

1.アカウント作成

はじめに、BASEで自身のアカウントを作成します。アカウントの作成は、BASEのトップページに必要事項を入力し、下部にある「無料でネットショップを開く」のボタンを押せば完了です。

そのあと、BASEから来たメールの指示に従い、認証作業を実施します。

2.ショップ作成

アカウントの作成が完了したら、次は、ショップを作成していきましょう。ショップの設定で必要なのは、以下の情報です。

  • ショップ名
  • ショップの説明
  • ショップのデザイン

ショップのデザインは、テンプレートから好きなものを選び、写真や画像をアップロードします。

3.商品登録

ショップの設定が完了し、大枠のデザインができたら、販売する商品を1つずつ登録していきます。商品登録で入力する項目は以下のとおりです。

  • 商品名
  • 商品説明
  • 商品画像
  • 在庫数

商品のページは、購入率を左右する大切な項目です。商品説明には、商品の大きさやサイズ、原材料など、できる限り詳しい情報を記載しましょう。

商品画像は、複数の角度から撮影し、実物が伝わるようにします。商品だけでなく、商品を使う場面が想像できるような、背景や小物を一緒に撮影すると、雰囲気を伝えやすくなります。

4.公開

ショップを設定し、商品を登録したら公開できます。ショップの公開状況を「公開」に変更し、保存ボタンを押して終了です。

ここまでは最低限の設定になります。このあとに、ネットショップを作り込んでいきましょう。

BASEがおすすめな人

BASEがおすすめな人

この項では、どのような方がBASEでネットショップを作るのに向いているのかを紹介します。

これまでの項の、BASEのメリットや、機能の紹介でもわかるよう、BASEはネットショップの経験がない方でも気軽に自分のお店を持つことができるサービスです。

かんたんな操作で設定時間もかからないため、ネットショップの経験がなくても安心です。

一方で、ある程度の売上になると、各種手数料がかかり出費が多くなってしまいます。大きな売上を上げたいと考える方よりも、副業や趣味の延長でネットショップをやりたい方におすすめといえます。

たとえばネットショップで月商20万円を売り上げる場合、ネットショップを本業として目指すのに十分な金額です。BASEで20万円を売り上げたときにかかる手数料の合計は、以下の計算になります。

200000円 ✕ 6.6% + 40円 = 13,240円

このときに、固定費が13,240円よりも安く済むネットショップサービスや、同等の固定費で機能は優れているサービスがある場合は、そちらを選択したほうが良いということになります。

今後のネットショップ拡大を視野に入れるならMakeshopがおすすめ

今後のネットショップ拡大を視野に入れるならMakeshopがおすすめ

今回の記事では、ネットショップサービス「BASE」のサービス内容やメリットについて解説しました。

BASEはかんたんな操作でネットショップを作成でき、初期費用と月額料金が無料。初めてネットショップを作る方におすすめのネットショップサービスです。

しかし、売上が増えると共に決済手数料も上がるため、目安として、20万円を超える売上を目指す場合には、ほかのネットショップサービスを視野に入れましょう。

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