ECサイトにスマホ対応が必要な理由3つ|実施方法やデザインのコツも

EC(ネットショップ)をいまからはじめる

「ECサイトにスマホ対応は必要?」と気になってはいませんか。スマホ対応が必要という話は聞いたことがあるものの、理由は知らないという方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、ECサイトにスマホ対応が必要な理由を3つ説明します。また、後半でスマホ対応させる方法も紹介しているので、ECサイトの売上を伸ばしたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

編集者

JPholic株式会社 ECNOW 編集部

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ECサイトとは

そもそもECとは「Electronic Commerce(電子商取引)」の略語で、インターネット上で商品を販売するウェブサイトの総称です。ユーザーはパソコンやスマホ・タブレットなどでECサイトにアクセスして、サービスを注文します。

ECサイトは大きく分けると、以下の3種類です。

種類概要サービス
モール型同じドメインに複数の店が出店する形態楽天市場・Amazonなど
ASP型独自ドメインを取得して出店する形態MakeShop・Shopifyなど
オープンソース型オープンソースコードを活用してイチから構築する形態ec-cube・Magentoなど

なお、自社でECサイトを構築するメリットには、以下のようなものがあります。

  • 実店舗を構えずに、サービスを販売できる
  • 全国どこのユーザーにでも販売できる
  • 顧客データを分析してマーケティング施策に活かせる
  • 24時間365日サービスを販売できる

実店舗がある場合でも、ECサイトを併用することで、売上向上に大きな効果が期待できます。

ECサイトのスマホ対応が必要な理由

この章では、ECサイトのスマホ対応が必要な理由を3つ紹介します。

  • スマホで買い物をする人の割合が高いから
  • PCのみの対応だとスマホでデザインが崩れてしまうから
  • SEO対策に有効だから

スマホで買い物をする人の割合が高いから

2020年11月にMIKATA株式会社が公開した「EC通販消費者動向調査」によると、ネットショッピングをする際に使用するデバイスとして、約6割の人がスマホを利用していると回答しました。

対象者(人)PC(%)スマホ(%)タブレット(%)電話(%)
全体480063.459.411.32.9
男性240071.255.112.83.3
女性240055.663.79.92.5

PCが第1位であるものの、スマホもメインの購入デバイスであることがわかります。そのため、ECサイトの売上を上げるためには、スマホユーザーによる購入機会の増加を目指す必要があるのです。

PCのみの対応だとスマホでデザインが崩れてしまうから

ECサイトをPCのみに対応させている場合、スマホからアクセスすると、表示されるデザインは崩れてしまいます。画面からコンテンツがはみ出してしまったり、文字サイズが変わったりすることも。

せっかくユーザーがECサイトにアクセスしてくれても、文字が見えにくいなどの理由で離脱してしまう可能性があります。どれだけ魅力的な商品を多く取り揃えていたとしても、閲覧にストレスのかかるECサイトは、長時間の利用が難しいものです。そのため、スマホからでも快適に閲覧できる見やすいデザインでなければなりません。

SEO対策に有効だから

ECサイトをスマホに対応させているかどうかは、SEO(検索エンジン最適化)に大きく影響します。

2019年よりGoogleはMobile First Index(モバイルファーストインデックス)を適用し、モバイル向けサイトを優先してクロール、インデックスし、評価するようになりました。

つまり、検索エンジンであるGoogleでは、サイトがモバイルフレンドリー(スマホに対応している)かどうかが重要な指標となっており、スマホに対応していないサイトは検索エンジンの評価にマイナスの影響を及ぼすのです。

ちなみに、以下の記事では、ネットショップのSEO対策について詳しく説明しています。興味がある方はぜひ併せてご覧ください。

効果的な3つのSEO対策!ネットショップの集客力を高め売上を伸ばそう

ECサイトをスマホに対応させる方法

これまで、ECサイトをスマホに対応させるのが必要な理由を説明しました。次に、この章ではECサイトをスマホに対応させる方法を3つ紹介します。

  • レスポンシブデザインのサイトを制作する
  • スマホ専用サイトを制作する
  • 自動変換ツールを活用する

レスポンシブデザインのサイトを制作する

これからECサイトを制作するのであれば、レスポンシブデザインのサイトを制作することをおすすめします。

レスポンシブデザインとは、PCやスマホ・タブレットなど複数のデバイスの表示に対応したWebサイトのデザインです。レスポンシブデザインのECサイトを制作すれば、別途でスマホ用のECサイトを制作する必要はなく、手間と時間を削減できます。

また、デバイスごとに異なるURLでページを管理した場合、コンテンツが重複しているからと、検索エンジンの検索順位が下がる可能性があります。しかし、レスポンシブデザインではひとつのURLでページを管理できるので、その心配は不要です。

スマホ専用サイトを制作する

ふたつ目は、PC用とは別に、スマホ専用サイトを別途で制作することです。

メリットは、PCとスマホ、それぞれのデバイスごとに細かくレイアウトやデザインを調整できること。一方で、PC用とは別のURLでページを作成するため、SEOとしての評価が分散してしまうこと、コードが違うため、管理や更新が煩雑になってしまいやすいことがデメリットです。

レスポンシブデザインとスマホ専用サイト、それぞれでメリット・デメリットがあるので、自身が運営するショップのホームページの状況とよく照らし合わせながら検討しましょう。

自動変換ツールを活用する

すでにECサイトがある場合には、自動変換ツールを活用してスマホに対応させる方法があります。自動変換ツールを活用すると、既存のECサイトを残したままスマホに対応できるのです。

この方法は、スマホ用にECサイトを制作し直す必要がない点が魅力です。自動で変換できるため、コーディングの知識は要りません。

しかし、自動変換ツールの利用料が高いといったデメリットがあります。月額費用として数万円かかることが一般的で、製品によっては初期費用として数十万円がかかる場合もあります。

売上が上がる!スマホ対応のECサイトをデザインするコツ

これまで、ECサイトをスマホに対応させる方法を紹介してきました。次に、この章ではスマホ対応のECサイトをデザインするコツを紹介します。

紹介するコツは、以下のとおりです。

  • 導線を意識する
  • ファーストビューを魅力的にする
  • 回遊性を高めるための工夫をする
  • ユーザーの属性に合わせる
  • 購入ボタンのデザインを工夫する

サービスを購入するまでの導線を意識する

ECサイトにおいて、サービス購入への導線は重要です。

導線がきちんと設計されていない場合、ECサイトの流入数が多かったとしても、ユーザーが購入までの進み方で悩んでしまう可能性があります。どれだけ魅力的な商品を販売していても、決済までにユーザーが離脱してしまえば、機会損失になってしまいます。

実際のユーザーの行動を分析して、購入までの導線を改善しましょう。直帰率の高いページがわかれば、そのページの問題を解消することで、購入につながりやすくなります。

ファーストビューを魅力的にする

ファーストビューとは、ユーザーがサイトにアクセスした際に最初に表示される部分を意味します。スクロールをせずに表示されている部分のことです。

ファーストビューは、いわゆるECサイトの顔です。そのファーストビューがユーザーにとって魅力的でない場合、ユーザーは商品の購入を検討する前に離脱してしまいます。ファーストビューで、誰をターゲットにしているECサイトなのかが明確にわかるデザインにしましょう。

なお、ファーストビューに検索窓を設置しておくと、サイト内検索率が高くなります。サイト内検索がされやすいように設計することはCVRの向上に効果があるため、検索窓の位置も工夫しましょう。

回遊性を高めるための工夫をする

ECサイトにおける回遊性とは、ユーザーがECサイトをどれだけ閲覧したかを測る指標です。回遊性を意識したデザインにすれば、ユーザーはECサイトを巡回しやすくなり、より商品が売れやすくなります。

回遊率を高める工夫には以下のようなものがあります。

  • 新着商品を表示する
  • 人気ランキングを表示する
  • 関連商品を表示する
  • 閲覧履歴を表示する
  • よく検索されるキーワードを表示する

ユーザーの属性に合わせる

ユーザーの属性に合わせてデザインを設計すると、ECサイトに興味を持ってもらいやすくなります。ECサイトに良い印象を持ってもらえるだけではなく、「興味のある商品がここにあるかもしれない」と期待してもらえたりするでしょう。

例えば、10代や20代をメインユーザーとしてECサイトを構築する場合、可愛らしいデザインであれば興味をひきやすくなります。また、30代以降の大人な女性をメインユーザーとしている場合は、可愛らしいデザインよりもシンプルなデザインが好まれるでしょう。

購入ボタンのデザインを工夫する

ユーザーがスムーズに購入できるように、購入ボタンのデザインを工夫しておきましょう。サイズや色・アニメーションを活用することで、購入ボタンの位置をユーザーに瞬時に伝えられます。

以下で、ECサイトの購入ボタンの色をまとめました。デザインを決定する際の参考にしてください。

ECサイト購入ボタンの色
Amazonオレンジ色
Rakuten赤色
ZOZOTOWN青色
ビックカメラ緑色

ちなみに、以下の記事では売れやすいECサイトのデザインについて説明しています。興味がある方はぜひ併せてご覧ください。

売上をダイレクトに左右する!ECサイトのデザインをワンランクアップする方法を紹介

ECサイトのスマホアプリ化もひとつの手

これまで、売上が上がるECサイトのデザインについて説明しました。

さらにECサイトの売上を上げたいと考えているのであれば、ECサイトのスマホアプリ化がおすすめです。これからスマホアプリ化の概要やメリットについて説明していきます。

ECサイトのスマホアプリ化とは

ECサイトのスマホアプリとは、読んで字のごとく、ECサイトをアプリにしたものです。

ECサイトにはない機能を活用することが可能で、ユーザビリティ向上を期待できます。また、ブラウザよりもアプリに慣れている人が多く、アプリを併用することで売上の増加が期待できるのです。

ECサイトをスマホアプリ化している企業の例として、以下があげられます。

  • Amazon
  • 楽天市場
  • ユニクロ
  • ZOZOTOWN
  • 無印良品

ECサイトをスマホアプリ化するメリット

ECサイトをスマホアプリ化して、ユーザーにインストールしてもらえると、スマホのホーム画面にアイコンが表示されます。アイコンが頻繁にユーザーの視界に入れば、利用回数の増加が期待できるでしょう。

また、ECサイトをスマホアプリ化するメリットに、プッシュ通知を活用できることが挙げられます。プッシュ通知とは、新着のメッセージやサービスの開始などを、アプリがお知らせする機能です。ロック画面やホーム画面にメッセージが通知されます。

プッシュ通知を活用すれば、リアルタイムでユーザーに多くの情報を伝えることが可能。セールや特典に関する情報を配信すれば、久しくECアプリを使用していない人の興味をひくことができて、再び利用してもらえる可能性が高まります。

ECサイトをスマホアプリ化するデメリット

ECアプリをユーザーに利用してもらうためには、アプリをインストールしてもらう必要があります。そのため、インストールを促進するような取り組みが必要なのです。インストールを促進する取り組みには、以下のようなものがあります。

  • ECサイト内にバナーを設置する
  • SNSでアプリの利便性をアピールする
  • インストールした人のみ利用できる特典を用意する

また、ECアプリもECサイトと同じく、公開した後も定期的な更新が必要です。アップデートする費用や手間がかかってしまう点も、スマホアプリ化のデメリットでしょう。

インストールを促進する取り組みや更新作業は手間がかかってしまうものの、ECアプリの利便性を高めるためにも、必ず取り組みましょう。

まとめ:ECサイトは必ずスマホに対応させよう

本記事では、ECサイトをスマホに対応させる重要性について説明しました。スマホ対応が必要な理由は、以下のとおりです。

  • スマホで買い物をする人の割合が高いから
  • PCのみの対応だとスマホでデザインが崩れてしまうから
  • SEO対策に有効だから

また、後半ではECサイトをスマホに対応させる方法も紹介しました。

  • レスポンシブデザインのサイトを制作する
  • 自動変換ツールを活用する
  • WordPressのプラグインを活用する
  • ビューポート設定をおこなう

どの方法を採用するかにもよるものの、ECサイトのスマホ対応化には手間や費用が発生します。しかし、売上を上げて長期的にECサイトを運営するためにも、必ず手間を惜しまずにスマホ対応を実施しましょう。

なお、これからECサイトを構築する場合であれば、MakeShopの利用がおすすめです。MakeShopは、GMOメイクショップ株式会社が提供するネットショップ構築サービスです。

MakeShopでは、スマホ経由での流入増加を目的として、スマホからECサイトを閲覧する際に自動でスマホ専用の画面を表示します。ショップのトップページや商品詳細ページ・カテゴリーページ・検索結果ページなどを自動でスマホの画面サイズに最適化するため、売上の増加が期待できるのです。

以下で、MakeShopの情報をまとめました。この機会に、ぜひMakeShopの利用も検討してみてください。

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「ネットにある情報が多すぎて、どの施策が私に合っているか分からない…」

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