売上をダイレクトに左右する!ECサイトのデザインをワンランクアップする方法を紹介

売上をダイレクトに左右する!ECサイトのデザインをワンランクアップする方法を紹介 EC(ネットショップ)をいまよりもっと

ECサイトで買い物をするお客さんが増えている中、デザインは非常に重要な役割を持っています。お客さんの購買意欲をそそる役割、購入の後押しをする役割、リピートしてもらう役割など、良いデザインは様々な役割を担ってくれます。

実際の店舗に関しても、外観や内装が良いと「入ってみたい」「ここで買いたい」「また行きたい」と感じるものです。ECサイトも同様なので、デザインには力を入れましょう。

ECサイトのデザインに、正解はありません。しかし、商品やブランドのイメージ、ターゲットとなるお客さんなどを分析することで、限りなく正解に近付けることは可能です。ECサイトのデザインは、ショップのイメージアップやブランディングに繋がるので、ダイレクトに売上に繋がると考えられるでしょう。

この記事では、どのようなECサイトのデザインが良いのかについて解説していきます。どんなECサイトにも共通するデザインのポイントやコツをまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

編集者

JPholic株式会社 ECNOW 編集部

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どんなECサイトのデザインが売れやすい?

どんなECサイトのデザインが売れやすい?

ECサイトは数多くありますが、売れているECサイトには共通するデザインの考え方があります。それは、以下の4つです。

  1. 情報が見やすいシンプルなデザイン
  2. PCでもスマホでも見やすいデザイン
  3. ユーザーが商品やサービスの購入をしやすいデザイン
  4. ブランディングが行き届いているデザイン

それぞれについて解説いていきます。

情報が見やすいシンプルなデザイン

ECサイトのデザインで大切なのは、情報が見やすいことです。ECサイトには数多くの商品が出品されているので、デザインが整っていなければ情報で溢れてしまいます。そうなれば、お客さんがECサイトから離脱してしまったり、購買意欲が削がれてしまう可能性があるのです。

もちろん、ただシンプルにすれば良いということではありません。しかし、情報が整理整頓されていて見やすいデザインに整えておけば、機会損失を防ぐ方法のひとつとなるでしょう。

ECサイトは、商品の説明や写真、注意事項などでたちまち溢れかえってしまいます。必要な情報を入れることは大切なのですが、デザインの邪魔になってしまわないよう注意しましょう。

PCでもスマホでも見やすいデザイン

PCでもスマホでも見やすいデザインにすることは、ECサイトのデザインの基本です。今やスマホで買い物をするのは当たり前なので、PC・スマホ両方のデザインを整えておく必要があるでしょう。

また、あらゆるケースを考えてデザインをしておく必要があります。例えば、スマホで商品を探し、購入はPCで…というケースも考えられます。もし、スマホで購入を決めてPCでアクセスしたところ、PCサイトのデザインがいまいちだったとしたら、購買率は下がってしまいます。商品を購入する際に、デザインが邪魔をしてしまってはいけません。PC・スマホ両方のデザインを綺麗に整えておくことが大切です。

ユーザーが商品やサービスの購入をしやすいデザイン

ECサイトはデザインにこだわるべきですが、ユーザーの行動を無視したようなデザインは良くありません。例えばデザインがどんなにおしゃれでも、商品やサービスの購入方法が分からなければ意味がないのです。デザインは、あくまでもユーザーが購入しやすいように考えなければいけません。

ユーザーの行動の導線を、しっかり意識してデザインをしましょう。「商品のアピール→商品情報の説明→購入ボタン」と、できるだけ分かりやすいデザインをすることで、購入までの流れがスムーズになります。

ブランディングが行き届いているデザイン

ECサイトのデザインは、いわばブランドの顔になります。そのため、ブランディングに直結してくると考えておきましょう。ECサイト全体を見た時に、企業やブランド、個人店のイメージが決まってくるのです。

例えば柔らかいデザインであれば、きっとお客さんを安心させられるでしょう。逆にテンションが高いデザインを採用すれば、元気な印象を与えることができます。

最新のECサイトのトレンドデザインは?

最新のECサイトのトレンドデザインは?

サイト構築の技術やアイディアは進化しているので、デザインや見せ方の幅は広まっています。トレンドを知って、表現の幅を広げてブランディングに生かしましょう。

3Dデザイン

3Dデザインは平面なデザインよりもインパクトがあるので、訪問者の回遊率を上げる効果があるでしょう。商品の見せ方も工夫ができるので、物販がメインのECサイトは参考にできるデザインと言えるでしょう。

参考になるECサイトURL:http://24hourace.gucci.com

ミニマルデザイン

無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインのことを、ミニマルデザインと言います。ミニマルデザインは、ただ単純にシンプルなだけではありません。あえて少ない情報で商品の魅力を伝えることになるので、見せ方の工夫やコピーライティングの技術が必要となるでしょう。

参考になるECサイト:https://www.apple.com/jp/

スプリットスクリーンレイアウト

スプリットスクリーンレイアウトとは、画面を分割したデザインのことです。例えば半分は画像で、半分は文章という風な見せ方ができるため、訪問者に効果的な訴求を行えます。レスポンシブデザインとの相性も良いので、PCでもスマホでもおしゃれなデザインが実現可能です。

参考になるECサイト:http://otanijun.com

売れるECサイトが押さえている7つのポイント

売れるECサイトが押さえている7つのポイント

売れるECサイトは、これから解説する7つのポイントを押さえています。

  1. 写真が充実していて購買意欲をそそる
  2. カテゴライズが上手で見やすい
  3. ファーストビューで興味をそそる
  4. 直感的に購入がしやすい
  5. 余白や空間が十分でスッキリしている
  6. 色の種類や配色の好感度が高い
  7. 商品の情報が網羅されている

ほとんどのECショップに流用できるポイントなので、ぜひ参考にしてください。

  1. 写真が充実していて購買意欲をそそる

写真の充実は、ECサイトの基本です。特に物を扱うECサイトなら、必ず写真を複数枚掲載しましょう。ECサイトの弱点のひとつは、商品を直に手に取って確認できないところです。それを補うためには、写真の充実がポイントとなります。できるだけ高画質の写真を撮ることはもちろんですが、場合によってはプロに依頼しても良いでしょう。

  1. カテゴライズが上手で見やすい

ECサイトには、たくさんの商品がラインナップされます。商品が正しくカテゴライズされているかどうかも、デザインのひとつと考えたほうが良いでしょう。カテゴライズが上手にされていれば、目当ての商品にたどり着きやすくなります。逆にカテゴライズが分かりにくければお客さんは商品を探し出すことができず、ECサイトから離脱してしまうでしょう。

アパレルのECサイトを例とすると、以下のようになります。

大カテゴリ:Aブランド / Bブランド / Cブランド / …

中カテゴリ:アウター / ワンピース / トップス / ボトムス / …

小カテゴリ:カットソー / ブラウス / パーカー / …

このカテゴリを細かく適切に分けることで、購入に至るまでの導線がスムーズになります。いくら魅力的なデザインのサイトでも、カテゴリ分けがごちゃごちゃしていると購入に至りません。

  1. ファーストビューで興味をそそる

ファーストビューとは、最初にお客さんの目に止まる画面のことです。うまく商品やサービスを訴求できているECサイトは、ファーストビューを大切にしています。ファーストビューでは情報を伝えることも大切ですが、ECサイトの雰囲気を伝える効果もあります。結果的にブランディングにも繋がるので、購買意欲が高まるファーストビューを意識しましょう。

  1. 直感的に購入がしやすい

ECサイトは、直感的に購入がしやすいようなデザインにすることが大切です。お客さんが購入ボタンを押すまでのプロセスは、できるだけシンプルな方が良いでしょう。せっかく購入を決めたお客さんでも、購入方法が難しければ離脱してしまいます。直感的に購入ボタンを押してもらえるようなデザインを心がけてください。

  1. 余白や空間が十分でスッキリしている

商品の情報はたくさん掲載しなければいけませんが、デザイン面では余白や空間を十分取ることが推奨されています。つまり、商品説明はしっかりしつつ、余裕のあるデザインにしなければならないのです。情報や写真だらけでごちゃくごちゃしていると、お客さんが疲れてしまい購買意欲が削がれてしまいます。できるだけスッキリしたデザインを心がけることにより、お客さんも落ち着いて商品を見ることができるでしょう。

  1. 色の種類や配色の好感度が高い

ECサイトに使う色の種類や配色は、ブランディングに繋がります。多くの色を使わないようにしたり、配色を統一するなどして工夫する必要があるでしょう。また、ターゲットとなるお客さんに合わせた配色も大切です。ターゲットが男性なのか女性なのかによっても配色は変わってくるので、しっかりリサーチしておくようにしましょう。

配色に関しては、コーポレートカラーを主軸とするのが最もベターと言えるでしょう。特にない場合は、白や黒を基調としたほうが多くの方に好まれます。デザイン性のある配色はWEB上で公開されているので、自社のイメージに合う配色を探してみてください。(参考:https://color.adobe.com/ja/explore/?filter=most-popular&time=month)

  1. 商品の情報が網羅されている

ECサイトのデザインにばかり気を取られていると、商品の情報が少なくなってしまう可能性があります。シンプルなデザインのECサイトを設計したとしても、商品の情報は余す所なく伝えましょう。商品の情報が足りていないと、ユーザーはECサイトを離脱して別のページで情報を検索し始めます。機会損失となってしまうので、商品の情報は網羅しておくようにしてください。

ECサイトの魅力を伝えるデザインのコツ4つ

ECサイトの魅力を伝えるデザインのコツ4つ

ECサイトのデザイン次第で、商品や店舗の魅力が伝わるかどうかが決まります。

  1. ターゲットに合わせたデザインにする
  2. ブランドイメージを反映させる
  3. 写真と文章のテンションを合わせる
  4. 使用するイメージが湧く写真を用意する

ECサイトの魅力を伝えるデザインのコツを3つ紹介しますので、参考にしてください。

  1. ターゲットに合わせたデザインにする

ECサイトの魅力を伝えるためには、ターゲットに合わせたデザインを心がけましょう。極端な例ですが、男性がターゲットなのにピンクが基調のデザインでは、お客さんは違和感を感じてしまいます。

ターゲットの設定は、とても大切です。性別、年齢、趣味などを想定して、それに合わせたデザインや配色を決めましょう。ターゲットが好むようなデザインにすることにより、ECサイトへのリピート率や滞在率が変わってきます。結果的に購入率も上がってきますので、ターゲットをしっかり決めてデザインを決定しましょう。

  1. ブランドイメージを反映させる

ECサイトは、ブランドそのもののイメージを反映しています。そのため、取り扱う商品に合わせて最適なデザインをする必要があるでしょう。例えば、アパレルのECサイトを展開するのであっても、カジュアル志向か高級志向かによって、デザインは変わってきます。カジュアル志向であれば馴染みやすいデザインを、高級志向であればシックなデザインが好まれます。自社の持つブランドイメージや、取り扱う商品のイメージを具体的にデザインに反映させることによって、商品の購買率が変わってくると言っても過言ではありません。

  1. 写真と文章のテンションを合わせる

デザインは、写真やレイアウト、色だけで決まるものではありません。文章のテイストもデザインに含まれると考えておきましょう。最適な訴求のためには、コピーライティングの知識やライティングスキルが必要となってきます。ECサイト全体やブランド、商品の魅力を伝えるためには、文章もしっかり作り込む必要があります。

例えばキャッチコピーなどを付ける際には、必要であれば外注化するのもひとつの方法です。クラウドソーシングなどで安価に依頼することができるので、文章のプロに任せてみるのも検討してみてください。

  1. 使用するイメージが湧く写真を用意する

使用するシーンをイメージしやすい写真を用意することによって、お客さんの購買意欲をそそることができます。単純に商品画像だけを掲載するよりも、実際に人が使用している画像を用意することで、結果的に「良いデザインだ」とお客さんに感じてもらえるでしょう。

例えば、アパレル商品などは顕著です。服の写真を単体で掲載するよりも、モデルが着用している写真を使ったほうがイメージが湧きやすく、また購買意欲もそそられるでしょう。

パソコン・スマホ越しに商品を見た時に「自分が使用している未来」を想像してもらいましょう。良い未来を想像してもらうことが、購入への導線となります。

ECサイトのデザインはプロに任せるべき?

ECサイトのデザインはプロに任せるべき?

ECサイトのデザインは、プロに任せたほうが良いのでしょうか。答えとしては、どちらのケースも考えられます。もしもご自身にデザインの知識やスキルがないのであれば、プロに任せてしまうほうが良いでしょう。ただし、プロに任せるとなると資金が必要になってきます。また、信頼のおけるデザイナーに出会えるかどうかも重要なので、慎重に選択するようにしてください。

ECサイトのデザインは、最初の一回きりではありません。商品やトレンドが変わるたびに、デザインを変えていくことも必要でしょう。もしも柔軟に対応していきたいのであれば、ご自身でデザインの勉強をすることも検討してください。企業の場合は、デザイナーの採用を検討することも必要でしょう。また、もしもデザイナーを外注化する場合は、長い付き合いのできるデザイナーを見つけておくことをおすすめします。デザイン変更のたびにECサイトの雰囲気や思い、商品の説明をするのは手間がかかるからです。

デザインはECサイトや商品、ブランドのイメージを決めることになるので、しっかり資金と時間をかけるようにしてください。

またデザインができたとしても、実際にECサイトが構築できるかと言えばそうではありません。ECサイトを構築するためには、コーディング・プログラミングといった技術が必要となります。ご自身、自社でECサイトを構築する場合には、デザイン・コーディング・プログラミングの技術を持った人材が必要ということを覚えておきましょう。

まとめ

まとめ

ECサイトのデザインについて解説しました。デザインには絶対の正解がありません。しかし、良いデザインのECサイトは、確実に売上を伸ばします。お客さんが思わずリピートしたくなるようなデザインを作れば、ECサイトの成長にも繋がるでしょう。

せっかく良い商品を販売しているECサイトでも、デザインで台無しになってしまうこともあります。商品価値を下げるか上げるかは、デザインにかかっているのです。お客さん、商品、ブランド、会社のイメージに沿ったデザインを採用して、ECサイトの運営をしていきましょう。

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