ネットショップ移行(引っ越し)の方法・手順とは?事前準備・費用・注意点を解説

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ネットショップを移行するにあたり、どのような方法を取れば良いのか、事前準備・費用などさまざまな疑問が生じるはず。まして、初めてのショップ移行ともなれば、大きな不安要因でしょう。

本記事では、他社ASPにネットショップを移行(引っ越し)させる方法を、8つの手順に分類して解説します。また、事前に準備しておくべき事項と注意点も併せてお伝えします。

ネットショップの移行により既存ショップが抱える課題を解決したい方は、ぜひ参考にしてください。

編集者

JPholic株式会社 ECNOW 編集部

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2種類のネットショップ移行(引っ越し)方法

ネットショップの移行にはさまざまな方法がありますが、大きく分けて下記2種類に分類されます。

  • 他社ASPにネットショップを移行
  • レンタルサーバーにネットショップを移行

双方にはどのような違いがあるのか、見ていきましょう。

他社ASPにネットショップを移行(引っ越し)

他社ASPへの引越しとは、新しいASPへ商品データ・カテゴリーを移行させ、引越し前の形式に揃える方法のこと。レンタルサーバーへの引っ越しに比べ、短期かつ手軽に実現できるのが特徴です。

BASE」から「Make Shop」への移行や「STORES」から「Shopify」への移行が代表例。デザインやレイアウトは変更されますが、基本的に移行前と同様のドメインを使用できます。また、引越し前と同様のコンテンツを構築すれば、SEOへの影響を最小限にとどめられます。

万が一他社ASPへの引っ越しが自分の手に負えない場合は、代行サービスを検討しても良いでしょう。多くのASPサービスには、代行サービスが設けられており、数万円~数十万円ほどで代行してもらえます。

レンタルサーバーにネットショップを移行(引っ越し)

もうひとつは、レンタルサーバーを借りて自社サーバー内に移行する方法。ネットショップのデザイン・商品情報をまるごと移行できるため、移行前と同様の形式で運用できる点が特徴です。無料ソフトを使う方法とCMSを用意する方法が一般的ですが、いずれもプログラミングに関する知識が求められ、移行作業には手間がかかります。

無料ソフトの場合、移行自体はコピぺで完了しますが、カートの解約に伴い全ページのカートタグを変更しなけれなりません。商品数が多い場合、その分作業量も膨大になるため手間と時間がかかります。

CMSでは移行前のページをもとに、テンプレートを作成しなければならないため、HTMLやCSSなどの知識が求められます。レンタルサーバーへ移行する場合も、代行サービスへ依頼できますが、数十万円〜と高額なため、あまりおすすめできません。

既存のネットショップを丸ごと移行できる点は魅力的ですが、コストや手間を考えると、先ほど紹介した他社ASPへの引っ越しがおすすめです。

ネットショップの引越しで移行できるデータ

ネットショップの引越しで移行できるデータは、主に下記の3種類です。

  • 顧客データ
  • 売上データ
  • 商品データ

上記のデータはCSVファイルとして、一括ダウンロードが可能。また、ダウンロードしたデータを引っ越し先のシステムへアップロードするだけで移行作業が完了します。

一方、下記のデータは基本的に移行できないため、注意が必要です。

  • ASP独自のサービス
  • ページのコード
  • ASPのドメイン

ASPが提供する独自のサービスは、ASPの著作物にあたるのため持ち出しができません。また、ショップのページを構成するhtmlやcssといった言語自体は汎用的なものであることが大半ですが、ASPごとに構成や仕様が異なっていたり、独自言語が使われるケースが多いため、そのまま移行してもうまく反映されません。移行する段階で新サービスに合わせてコーディングし直す必要があります。

ネットショップ移行において最も注意して欲しいのが、ASPから提供されるドメインです。

ASPが提供するドメインは移行後に利用できなくなるため、新規ドメインを取得するか、引越し先のASPのドメインを利用する必要があります。もちろん新たなドメインに変わることで、検索結果も0からスタートになるため、その点には注意が必要です。

ネットショップ移行前にやっておくべき3つのこと

ネットショップを移行するからには、現在使っているASPに何らかの問題・不満があるはず。この課題を解決しつつ、スムーズに移行作業を進めるには、あらかじめ下記3つの事項を準備する必要があります。

  • 既存ネットショップの問題点を明確にする
  • ネットショップを移行する目的と目標を設定する
  • 移行作業の分担を決める

各事項を、時系列順で見ていきましょう。

1.既存ネットショップの問題点を明確にする

最初におこなうべきは、既存ネットショップが抱える問題の明確化です。問題点が不明確なままでは、移行後のネットショップへ問題を持ち込む恐れがある上に、移行先サービスの選定に支障をきたすためです。

必要機能が実装されていないなど抽象的な問題点ではなく、具体的に顧客管理システムが実装されていないなど、詳細な問題点をあげましょう。まずは、既存ネットショップを振り返り、課題を洗い出すとともに、問題の所在も明らかにしましょう。

2.ネットショップを移行する目標を設定する

先ほどの課題を受けて、どのように課題を解決するのか、またどのようなショップを目指すのかという目標を設定します。ネットショップの移行はレイアウトの変更や機能の拡充など、コンテンツを一新するチャンスでもあります。

既存のネットショップが抱えている課題の解決のみならず、より良いショップを構築するためには、目指すべきゴール設定が欠かせません。

3.移行作業の分担を決める

ネットショップ移行作業を進める前に、作業の分担を決めておきましょう。ネットショップの移行では、すべての作業を自分で進めるケースと、作業を代行サービスへ依頼するケースの2種類があります。さらに細かく見ると、商品データ移行やデザインリューアルなど、一部の作業のみを代行する方法もあります。

もちろん、全作業を自分で進める場合には分担が不要ですが、代行サービスへの依頼を検討されている方は、どの作業を代行してもらい、どの作業を自分でおこなうのかという分担を決めておく必要があります。

代行サービスの利用では、事前に見積もり・データの受け渡しなどが必要なため、早めに対応しておくとスムーズに移行作業を進められます。

ネットショップ移行の手順とは?

ここからは実際にネットショップを移行する手順を段階ごとに解説します。

  • Step1.引っ越し先サービスの選定と申込
  • Step2.新ネットショップのデザインテンプレートを設定
  • Step3.商品情報の引っ越し
  • Step4.既存ショップの下層ページを移行
  • Step5.各種設定
  • Step6.システムテストをおこなう
  • Step7.顧客情報の移行と顧客へのアナウンス
  • Step8.ネットショップ移行の完了

ぜひ、移行作業を進める上での参考にしてください。

Step1.引っ越し先サービスの選定と申込

ネットショップの移行においてまずおこなうべきは、引越し先サービスの選定と申込。繰り返しですが、ネットショップを移行する目的は、現在抱えている課題の解消です。したがって、不満点を解消できるサービスを慎重に選定しましょう。また、中には無料体験を提供するサービスもあるため、少しでも気になるサービスがある場合は、積極的に試してみるのがおすすめです。

サービスへの申込みと同時に進めてもらいたいのが、決済サービスの申請手続きです。理由は、決済サービスの申請は審査があるためです。審査には1週間〜最大1か月程度かかるため、ネットショップサービスの申請と同時に申込んでおきましょう。

Step2.新ネットショップのデザインテンプレートを設定

ここからは、実際の移行作業に入ります。ネットショップの骨格ともいえる、テンプレートを新環境で設定します。テンプレートとは、新しい環境で利用するサイトヘッダー・フッターなどの各ページに共通する部分のことで、ネットショップのページデザインを決定する重要なもの。

ここでの設定が必要なテンプレートは、下記の3つです。

  • トップページテンプレート
  • 商品ページテンプレート
  • カテゴリテンプレート

これらテンプレートは、ネットショップの骨組み部分なので、ミスや抜け落ちがないよう注意しましょう。引っ越しに際してテンプレートの一新も可能ですが、その分、時間・金銭的コストがかかります。したがって、短期間かつ安価なショップ移行を進めたい場合には、既存のテンプレートをベースに設定すると良いでしょう。

Step3.商品情報の引っ越し

テンプレートが完成したのち、商品情報を移行します。具体的には、下記の手順で進めます。

  • 商品データのCSV編集、登録
  • 商品画像の移行
  • 移行内容のチェック

新環境での形式に合わせCSVを編集。移行前のネットショップから商品名・詳細・価格などの商品情報を一括でダウンロードできます。ただし、この方法は商品データを出力できることが前提であり、万が一出力できない場合は、新環境にて一から作成する必要があります。

商品画像の引っ越しも先ほどと同様で、移行前のネットショップからデータを出力し、新環境へアップロードします。この作業では、商品画像の見直しやデータ圧縮も併せておこなうのが一般です。

商品データの移行が完了したら、必ず移行内容のチェックをして異常がないかを確認しましょう。

Step4.既存ショップの下層ページを移行

下層ページとは、トップページの下につながっていくページのこと。代表的な下層ページは、下記の4つがあげられます。

  • ショッピングガイド
  • Q&A
  • 特定商取引に基づく表記
  • プライバシーポリシー

下層ページの移行はデータのコピペで完了するため、手間がかかりません。また、移行後の下層ページデザインは、先ほど設定したテンプレートの形式に従うため、特別設定することもありません。

ただし下層ページの情報が古く、変更されていないケースもあるため、移行前に内容の確認・修正をしておくと良いでしょう。中でも「特定商取引に基づく表記」はネットショップ運営において欠かせないページです。くれぐれも移行忘れや不備がないよう、細心の注意が必要です。

Step5.各種設定

Step4までで、すでにネットショップの大枠は完成です。ここからはお客様が利用しやすいよう、細かな設定作業をおこないます。

  • 在庫設定
  • 手数料設定
  • 配送設定
  • 決済設定
  • カートページ設定
  • 各フォーム設定
  • ポイント制度設定
  • SEO対策

上記は、ネットショップ移行時の代表的な設定事項。移行前ネットショップの設定をそのまま移しても良いですが、ユーザビリティーの向上を目指し、再設定するのがおすすめです。事前準備で策定した目標をもとに、各種設定を進めましょう。

Step6.システムテストをおこなう

全ての移行作業が完了したら、実際に注文を入れ、問題がないかテストをおこないます。どこに不具合が生じているかを明確にするため、システムテストでは本番と同様の全オペレーションを実施しましょう。

不具合が見つかった場合は、修正したのち再度テストを実施。不具合なく利用できるまでこの作業を繰り返します。

Step7.顧客情報の移行

移行前のネットショップから顧客情報を出力し、新環境へ移行する作業です。一般的には、商品情報と同様でCSVでの入出力が可能です。

どこまでの情報を移行できるかは、出力できる情報によって決まるため、あらかじめて出力可能データを確認しておくと良いでしょう。また、顧客の会員IDやパスワードが移行できない場合は、お客様に再設定してもらう必要があります。一斉メールなどを活用し、お客様へのアナウンスを実施しましょう。

Step8.ネットショップ移行の完了

これにてネットショップ移行の完了です。ショップの移行完了後、1ヶ月を目処に旧ネットショップを閉鎖し、サービスの解約をおこないましょう。

また、移行先ネットショップを周知する必要があるため、お客様にショップ引っ越しの旨を連絡します。ショップの移行直後は、お客様からの問い合わせ増加が懸念されるため、問い合わせフォームの記載やオペレーターの増員など、万全の対策を講じましょう。

ネットショップの移行にかかる費用とは? 

ネットショップの移行にかかる費用は、どれだけの作業を代行したかによるため、一概にはいえません。ただ参考までに、一連の移行作業を代行した場合に発生する費用を表にまとめました。

ネットショップ移行作業の代行をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

新環境でのテンプレート設定既存デザイン仕様:数万円〜数十万円フルデザイン:50万円〜100万円
商品情報の移行1,000点:10~20万円
顧客データ移行数万円
ページデザイントップページ:10万円程度バナー:1万円〜5万円

代行にかかる費用は利用するサービスによっても異なります。まずは数社に見積もりを取り、条件に適したサービスを選びましょう。

ネットショップの移行における3つの注意点

ネットショップを移行する際には、下記3点に注意が必要です。

  • 将来的な事業規模を視野に入れる
  • 現在の独自ドメインが使用できるか
  • 顧客へのアナウンスを徹底する

1.将来的な事業規模を視野に入れる

ネットショップを移行するということは、当面の間そのサービスを利用するということ。したがって、ムダのないネットショップ移行を実現するには、将来の事業規模を見据えたサービス選びが重要です。

たとえば、料金プランが1つしか用意されていない場合、ネットショップの急激な規模拡大に、サービス機能が追いつかないケースもあるでしょう。これでは、ネットショップの移行を繰り返すことになるため、あらかじめ事業規模の拡大を視野に入れ、ショップの機能を拡充できるサービスを選びましょう。

2.現在の独自ドメインが使用できるか

ネットショップの移行に伴い、現在の独自ドメインを使用できなくなる恐れがあります。

例えば、

  • サービス側がドメイン取得をおこなってくれている場合
  • 移行先サービスが独自ドメインを認めていない場合

などです。

独自ドメインにはこれまで積み上げてきた実績が詰まっており、検索順位に大きな影響を及ぼします。しかし、ネットショップの移行でドメインを変更した場合は、またイチからやり直しとなるため、サービス選定の際にはドメイン周りにも注意が必要です。

3.顧客へのアナウンスを徹底する

ネットショップの移行は、お客様に大きな負担をかける取り組みです。場合によっては、移行に気づかずショップが閉鎖されたと考えるお客様がいらっしゃるかもしれません。

大切なリピーターを失わないためにも、ネットショップ移行では、顧客へのアナウンスを徹底することが大切です。顧客へのアナウンスは一斉メールでの連絡が基本ですが、メールを見ないお客様も多くいます。

したがって、旧ネットショップに新サイトへ移行した旨とリンクを貼るなどして、お客様の負担を軽減するようにしましょう。

ネットショップの移行をご検討中の方へ

この記事では、ネットショップの移行手順について解説しました。ネットショップの移行には、他社ASPへの移行とレンタルサーバーへの移行がありますが、短期かつ手軽に移行するなら、他社ASPへの移行がおすすめです。

また、具体的な移行の手順は次の通りです。

  • Step1.引っ越し先サービスの選定と申込
  • Step2.新ネットショップのデザインテンプレートを設定
  • Step3.商品情報の引っ越し
  • Step4.既存ショップの下層ページを移行
  • Step5.各種設定
  • Step6.システムテストをおこなう
  • Step7.顧客情報の移行と顧客へのアナウンス
  • Step8.ネットショップ移行の完了

万が一、移行作業が自分の手におえない場合は、代行サービスの利用を検討すると良いでしょう。

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