【2023年版】ネットショップ(ECサイト)の作り方講座

EC(ネットショップ)をいまからはじめる

近年、販路拡大・顧客獲得を目指す企業や個人がネットショップ(ECサイト)を開設することが、ごくごく当たり前のものとなってきています。

2021年には400万店舗以上が稼働しており、今後も市場も拡大していくことが予想されます。

ネットショップ開設に興味がある方が増える一方、「ネットショップ作成のやり方がわからない、どこから手をつけたらいいのか…」と迷っている方もいらっしゃるかと思います。

そこで今回は、ネットショップを作ってみたいが、作り方がわからなくてこまっている方に向けて、ネットショップを作り方に関する情報をお届けします。

まずは、「ネットショップ作成サービスの種類」、次にそれぞれのサービスの「メリット、デメリット」をお伝えし、また数あるサービスの中からいかに自身の求めるものに合致したサービスを選ぶための「選び方」、そして1番重要である「構築の手順」をお伝えします。

最後に、「ECサイト構築をするにあたっての注意点」まで丁寧にお伝えしますので、ぜひあなたのネットショップ作りの参考にしてください。

編集者

JPholic株式会社 ECNOW 編集部

ECNOWはJPholic株式会社が運営する、 ネットショップ情報メディアです。
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ネットショップ構築サービスの種類やメリット・デメリット 

ネットショップ構築サービスの種類やメリット・デメリット

「ネットショップを作ってみたい、でもそもそもどのようなサービスがあるのだろうか」「数あるサービスの中、どんな風に1つのサービスを選んでいけばいいのだろう」という疑問をお持ちの方も多いでしょう。

  • モール型
  • 有料ASP型
  • 無料ASP型
  • ソフトウェアインストール型

ここではネットショップを開業するための上記4つのサービスについて、それぞれの特徴、そしてそれぞれのメリット・デメリットをお話ししていきます。

モール型ECサイト:仮想のショッピングモール

モール型ECサイトとは、ネット上の仮想のショッピングモール、もしくは商店街のような場所を提供してくれるECサイトのことを指します。

有名なところでは、楽天市場、Amazonなどがあります。

モール型のメリット

モール型の最大のメリットは、モール自体に集客力があるという点です。

現実のショッピングモールでも、土日には多くのお客さんで賑わっているのをイメージできると思います。

モール型ECサイトにおいても、モール自体を認知している上、購買意欲がすでに高いユーザーが集まってくれるため、モール自体が集客をしてくれます。

また、モール型であれば自身でサイトを作る必要もありません。

モール型ECのプラットフォームに、自社がテナント出店しているイメージですね。

そのため時間や労力、そして金銭的な開業コストが低く抑えられるのが良いポイントです。

モール型のデメリット

モール型のデメリットは、たくさんの店舗が、同じような商品を出品していることです。

モール型ネットショップには、数多くのお店が出店しており、その中には自社の競合がいることは容易に想像できるでしょう。

つまり常に競合他社と比較される環境にあるため、自社を選んでもらうためには商品自体の魅力、お店の認知度、ブランディングなどが必要となります。

また、デザイン、機能にオリジナリティを出すことができず、値段も自分たちでつけにくい部分があります。

有料ASP型

まずは、ASPカートがなにかについてお伝えします。

ASPカートとは自身でレンタルサーバーを準備しなくても、クラウド上でECサイトを制作できるサービスのことです。

ASPカートは、初めてECサイトを運営したい方におすすめです。

ASPカートは、有料のものと無料のものがありますから、まずは有料のASPカートのメリット、デメリットについてお伝えします。

有料ASP型のメリット

有料ASPは無料のASPと比較して機能面、サポート面が充実しています。

たとえばトラブルなどが起きたとき、無料のASPカートだとサポートがチャットやメールでしかできないため、電話で即座に返答を聞くことができない場合があります。

有料ASP型のデメリット

有料ASP型のデメリットとしては、維持費がかかることでしょう。

有料ASPは月商の大きいネットショップにはとても向いています。

しかし、商品があまり売れないネットショップの場合、月額利用料金などが大きな負担となり、利益率が低くなる原因となってしまいます。

無料ASP型とは

無料ASPカートでは、ECサイトを無料で構築できます。

そのため、商品が売れるまで支払いが一切発生しないのが特徴です。

商品が売れた場合に、決済手数料を払う必要があります。

無料ASP型のメリット

無料ASPカートのメリットは手軽に個人でもかんたんにネットショップを構築することができる点です。まずは出店してみて様子を見てみたいという方にもおすすめです。

無料ASP型のデメリット

無料ASPは、有料ASPと比較して販売手数料が高く設定されている傾向にあります。

そのため、ネットショップが成長すると月額費用以上の販売手数料を支払わなければならなくなります。

また、無料ASPだと使える機能が制限されてしまうことがほとんどです。

全ての無料ASPに共通するわけではありませんが、以下のようなものが挙げられます。

  • 一定の金額以下の売上は引き出せない
  • ショップのデザインのテンプレートが限られている
  • チャットやメールといったサポートも充実していない

ネットショップを大きく成長させたいと思っている方には、有料ASPを選択することが良いことがあります。

ソフトウェアインストール型とは

ソフトウェアインストール型とは、ASP型・SaaS型を使用せずにネットショップを構築する方法です。

ソフトウェアインストール型は、自分でドメインを取得してサーバーを契約し、そこにパッケージ型のソフトをインストールして利用します。

ソフトウェアインストール型のメリット

ソフトウェアインストール型のメリットは、自由度の高いネットショップ開発が可能な点です。

モール型やASP型は、提供しているサービスの型を使ってネットショップを構築するイメージです。

そのため、ネットショップをカスタマイズをする際に、どうしても融通の効かない点が出てくることがあります。

ソフトウェアインストール型であれば、ネットショップの基礎部分から開発を行えるため、制約に縛られることなくネットショップを構築できるのが魅力ですね。

ソフトウェアインストール型のデメリット

ソフトウェアインストール型のデメリットとしては、高い技術力を要求されることです。

ASP型と違い、ソフトウェアインストール型は機能追加やサポートが少ない、もしくはありません。

様々な場面で「自己責任」となるため、紹介したネットショップ構築方法の中では最も難易度の高い方法だといえるでしょう。

ネットショップの構築方法を選ぶときのポイント

ネットショップの構築方法を選ぶときのポイント

ここまでいくつかのECサイト構築方法をお伝えしてきました。

続いて、ネットショップの構築方法を選択する際に大切なポイントについてお伝えします。

コストがどれほどかかるか

ECサイトを作るうえで、構築方法の費用、または機能を比べて選んでいくことは大事です。

構築方法により、かかる費用も機能も全然違うからです。

自分の会社に要らない機能があっても意味はないですし、売上に対してランニングコストの比重が高いこともよくありません。しっかりと構築方法を比べて、自社に合った構築方法を選択してみましょう。

なお、費用を比べるときに注意しなければならないことがあります。それは、初期費用、月額費用だけでなく、販売手数料が必要なサービスも存在するということです。ほかにどのような手数料がかかるかは、しっかり確認しておきましょう。

もし、どの構築方法が自社にとっていいのかわからない、合っているのかわからないとなったとき、または初めてのECサイト構築なら、無料のサービスを利用するのもいいでしょう。

デザイン、機能がどれほどカスタマイズできるのか

システム、機能、デザインのカスタマイズがどのくらいできるのかも、事前にチェックするようにしましょう。

楽天などのモールは決まったフォーマットの中で販売しますし、BESEなど、すぐにはじめられるものは限られたデザインの中で選ぶようになります。

このように構築方法により、費用は抑えることができたとしても、カスタマイズがあまりできない、といった状況に陥ることもありますので、アパレルなど、ブランドのコンセプトなどを大切にされたい方はデザインの自由度で選ばれるといいと思います。

どれほどサポートしてくれるか

サポートがどれほど充実しているのか、についても確認すべきです。

初めてECサイトを作る場合は、できるだけ構築のときから運用の際までずっと対応してくれるところと連携することがおすすめです。

メルマガなどで集客の手助けや、データの分析をしてくれる場合もあります。

トラブルが起きた場合に、チャットだけで対応するサービスもあれば、電話対応がある場合もありますので、よく確かめてみましょう。

ECサイト構築の手順について 

ECサイト構築の手順について

続いて、ECサイト構築の手順についてお伝えします。

ECサイトの大体の構築手順は以下のようなものです。

  1. ECサイトのコンセプトを決める
  2. 要件定義をする
  3. ECサイトのプラットフォーム選ぶ
  4. 決済方法を選ぶ
  5. サイトのデザインを決める
  6. 商品を登録する
  7. テスト注文をおこなう
  8. オープン

ひとつずつ説明していきます。

(1) ECサイトのコンセプトを決める

「さあ、ECサイトを構築していこう!」と思っても、すぐに構築作業をおこなってはいけません。

まずは、「ECサイトのコンセプト」を決める必要があります。

ECサイト構築手順の中でも、この「ECサイトのコンセプトを決める」ことは非常に重要な部分です。

ここがちゃんと決まっていないと、最悪全然思っていたものと違うものができてしまったり、自分たちが求めているものができないケースも出てきます。

主に、以下の点に気をつけてきちんと定義していきましょう。

  • サイトを作る目的
  • どのようなサイトにしたいか
  • だれに、どんな意味のあるものをサービスするのか

これらは、ECサイト事業の根元の部分。

ECサイトの構築に取りかかる前に、まずは「ECサイトのコンセプト」を固めていきます。

コンセプトが明確に定まっていないと、そのあとの工程に遅れが生じたり、自分達の求めるものと違うECサイトができたりするおそれがあるからです。

ECサイトは全世界を舞台にした商売ですので、それだけライバルが増えます。

そんな多大な数のライバルから、自分のECサイトを選んでもらうには、競合をよく観察し、自分達ならではのセールスポイント、そしてブランドの世界観を固めることが大切です。

そうしたうえで、中期的な事業計画も立てましょう。

同時に、どんなEC事業にしていきたいか、成長させていくかも考えていきましょう。

(2)要件定義をする

上記で自身の作るECサイトのコンセプトを確認できたら、それを叶えるために必要そうなシステムなどを書き出して選びます。

実際の予算、スケジュールなども考慮に入れましょう。

後々、「あんな機能が欲しかったな」ということがないように、

  • 実際の業務を細かくイメージしてみる
  • ライバルサイトを分析したうえで参考にしてみる
  • 中・長期的な目を持って考えていく

という取り組みをおすすめします。

(3)ECサイトのプラットフォーム選ぶ

ECサイトのコンセプトが決まり次第、必要になる機能の要件も決まったら、それらを現実化できそうな、ECプラットフォームを探しましょう。

以下の点を意識してプラットフォーム選びを進めていきましょう。

  • モール型にするのか、自社EC型にするのか
  • 自社EC型なら有料ASP型、無料ASP型、ソフトウェアインストール型のどれか

このように自社に最も合うプラットフォームを考えていきましょう。

サービスによって初期費用が数十万円差があったりなどもしますし、サービス内容もそれぞれ条件によって違うので絶対に複数の会社から話を聞くようにしましょう。

もしここを疎かにすると、あとになってコストがかかりすぎたり、乗り換える必要が出てきたりします。

「機能が充実しているのか。それによってさまざまな施策を打つことが可能なのか。」「事業が拡大したときにカスタマイズや拡張性は十分できるのか。」

などじっくり確認していきましょう。

(4)決済方法を選ぶ

ECサイトの売上アップのためには、「決済手段が多いこと」がとても大切です。

なぜならば、ユーザーは自分のよく利用している決済手段がないと、サイトを離れる傾向にあるからです。逆にいうと、決済手段が多いことだけで、カゴ落ち、またはサイトを離れることを防ぐことができます。

最近は、主なクレジットカード決済だけでなく、PayPayやAmazon PayなどというID決済を利用する人々も増えています。

このように、「ユーザーが欲しい決済手段を用意することが可能なのか」という観点からECプラットフォーム選びをすることも大切です。

(5)サイトのデザインを決める

ECサイトの見た目が優れていることはとても大切です。

しかし、それよりも重要なことがあります。それは「目的、コンセプトに沿ったECサイト」にすることです。つまり、大切なポイントは「ユーザー目線でデザインを作っていく」ということです。

見た目がどんなに素敵でも利用するうえで不便を感じるサイト、また機能がたくさん搭載されすぎていて、本当に重要な情報がわからないサイト、このようなサイトではユーザーが離れていくことにつながります。

自身の会社のコンセプト、そしてブランドのイメージを表現するのはもちろん、ユーザーにとっても使い心地の良いサイトを作っていくことを目標にしてください。

ほかにも、注意点があります。

それは、カートシステムにより、デザインの自由さが変わるということです。そのため、制作の前段から拡張性があるかどうかをチェックしておくことをおすすめします。

また、会社の中にデザイナーがいない、という場合はカートシステム会社によりますが、デザイン制作もしてくれるところもあります。

もしデザイン制作を委託するときは、お互いに認識の差が起きないよう、デザインのラフを準備するようにしましょう。

(6)商品を登録する

サイトのデザインが出来上がったら、続いては商品をカートシステムに登録していく作業を行います。

作業の前に商品画像、説明データを作って、CSVの形式で一気に登録すると容易に登録できます。

商品の登録に誤りがあるとクレームや苦情につながる恐れがあります。商品登録が完了した際は各商品ページを閲覧し、しっかりと確認作業をおこないましょう。

また、管理画面の諸々の設定をするときは、不明な点が出てくるかもしれません。サポート体制のあるカートシステム会社を選ぶことにより、そのような不明点が出てきたときも安心して作業を進めれます。

(7)テスト注文をおこなう

ECサイトを運用する用意ができたら、実際にECサイトをオープンする前に、「テスト注文」をしてみましょう。

テスト注文とは、ユーザーと同じ手順をとって注文し、問題が起きずに受注することが可能なのかをテストすることです。

以下の点を意識してチェックしていきましょう。

  • ユーザーが商品を滞りなく買うことが可能か
  • データを処理することがちゃんとおこなえているのか
  • スタッフがちゃんと動けているのか、連携は大丈夫なのか

ほかにも、ECサイトは決済会社、倉庫、コールセンターなどといった、さまざまな会社と連携して動いています。

その連携にそれぞれミスなどはないか、正しく受注することが可能なのか、そこもきちんとチェックしましょう。

(8) オープン

テスト注文が終わると、次はオープンです。

そうはいっても、オープンしてすぐにユーザーが訪問してくる訳ではありません。なので、オープン前にメールやSNSで宣伝をおこなったり、プレスリリースをおこなったりなどをしましょう。

また、ECサイトオープン後は、必ず予期せぬことが起きます。そのときになって、困ることがないように、事前に対策を打ちましょう。

具体的には以下のような方法があげられます。

  • オープン前に社内でマニュアルを制作する、そしてそれを皆で共有する。
  • カートシステム会社にトラブルの事例を教えてもらう。

本番はサイトがオープンしてから。ユーザーがより満足して購入に至ってくれるために、継続してサイト改善に取り組みましょう。

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「ネットにある情報が多すぎて、どの施策が私に合っているか分からない…」

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