ECサイトにおけるブランディングの重要性とは?手順や方法と合わせて徹底解説。

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数多くのECサイトが乱立する昨今、ECサイトの成功にはブランディングが欠かせないものになってきました。

ECサイトのブランディングが成功するためには、最初に何をするべきか、ブランディングの手順、そしてブランディング成功のポイントについて知っておくことが必要です。今回の記事では、こうしたポイントを解説します。

編集者

JPholic株式会社 ECNOW 編集部

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ECサイトのブランディングとは?

ECサイトのブランディングとは

まず、ブランディングとは、ブランドに対する信頼や共感を高めることで付加価値を創出し、競合との差別化を実現するマーケティング戦略を指します。ECサイトにおけるブランディングは、数多くのショップの中から、消費者に「ここで買いたい」と思わせるための活動と言えます。

ブランディングの成功の指標は、「第一想起」されたブランドかどうかです。つまり、「〇〇と聞いて思い浮かぶブランドは何?」という問いに対して、消費者が最初に思い浮かべるブランドが成功していると言えます。

例えば、「コーヒーならスターバックス」、「スマートフォンならiPhone」といった具合に、商品とブランドの結びつきが浸透した状態こそが、ブランディングが成功している状態と言えます。

ブランディングが必要なECサイトとは?

次に、ブランディングが必要なECサイトについて考えてみましょう。

自社のECサイトのブランディングの要否は、競合他社と差別化できているかどうかがポイントです。

自社でしか売っていない商品があり、多くの人がそれを欲しがっている状況であれば、自然に売上が伸びていくため、ブランディングは必要ありません。

しかし、現在ではECサイトが数多く乱立しているため、同じような商品を売っているECサイトが存在することがほとんどです。

お客様の視点から見た場合、どのECサイトの商品も似たように映ってしまう場合が少なくありません。こうした競合環境で生き残るためには、ブランディングが必要になります。

ECサイトをブランディングする重要性・メリット

次に、ECサイトをブランディングする重要性やメリットについて解説します。紹介するのは以下の4点です。

  • ファンやリピーターの獲得
  • 売上アップにつながる
  • 他社との価格競争を避けられる
  • 社内でへの価値共有

ファンやリピーターの獲得

ECサイトをブランディングすることで、ファンやリピーターを獲得できるメリットがあります。

現在、個人でもかんたんにECサイトを制作できるようになったことから、インターネット上にも無数のブランドが存在する状況です。

「ブランド=お客様との約束」です。ブランドはリスクを避けるための品質保証の目安にもなるため、お客様が安心して意思決定できるようになります。

ブランディングをおこない、「ここで買えば間違いない」「このショップなら安心してショッピングが楽しめる」となることは、結果としてリピーターを増やす結果につながります。

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売上アップにつながる

前述の「ファンやリピーターの獲得」と一部重なりますが、ブランディングによりブランドの認知度があがることで、ECサイトへの流入が増えます。

同時に、ブランディングによりショップや商品に対する信頼を勝ち得た場合、CVR(コンバージョン率)も向上することが期待できます。

結果として、ECサイトの売上アップにつながります。

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価格競争を避けられる

ECサイトをブランディングすることで、価格競争に巻き込まれないというメリットもあります。

競合する商品やサービスの性能や品質に大きな差がないときに、価格競争は起きるとされています。つまり、ブランディングが不十分なときに価格競争が生じます。

価格競争は利益を削りながら商品を販売する、いわば消耗戦です。価格競争への参加は疲弊へ繋がり、商品の品質を低下させてしまう恐れもあります。このような負のループにはまってしまうと、売上アップも見込めません。

一方、ブランディングを十分におこない、商品やサービス、もしくはネットショップに対するロイヤリティが高まっていれば、購入の決め手が「価格」ではなく「ブランド」へと変わり、価格競争に参加する必要がなくなります

社内への価値共有

ブランディングはお客様に対してだけでなく、社内への価値の共有を図る際にも有効です。

社内に対して行われるブランディングは、インナーブランディング(インターナルブランディング)と呼ばれ、組織における理念・価値観の共有と浸透が目的です。

インナーブランディングにより、「組織のパフォーマンス向上」「組織に対する愛着の増加」「社員がすすんで自社の魅力の情報発信を行う」といったメリットを享受できます。

ECサイトをブランディングする手順

次に、実際にECサイトをブランディングする手順を見ていきましょう。

  1. 目的の明確化
  2. 環境分析の実施
  3. コンセプトとブランドスタイルを決める
  4. ターゲット層へのアプローチ

1. 目的の明確化

まずは、ブランディングの目的を明確にしましょう。目的を明確にすることで、どのようなアプローチが必要かが見えてきます。

2. 環境分析の実施

次に、環境分析を実施します。環境分析は、自社を取り巻く内部・外部の経営環境を分析することです。

環境分析における代表的なフレームワークである「3C分析」「PEST分析」「SWOT分析」を行い、自社の強み弱み・競合の特徴や戦略・顧客の規模やニーズを把握しましょう。

3. コンセプトとブランドスタイルを決める

次に、コンセプトとブランドスタイルを決めていきます。コンセプトやブランドスタイルは、ブランドアイデンティティといい換えることもできます。

ブランドアイデンティティとは、「自社をどのように認識されたいのか」を明確にすることです。キャッチフレーズやロゴを用いて表現するのも効果的です。

ブランドアイデンティティは、一言でいえるような簡易的なものがおすすめです。自社の長所や強みを深堀りしてみると、ブランドの方向性を定めやすくなり、ブランドアイデンティティも考えやすくなるでしょう。

4. ターゲット層へのアプローチ

次に、ターゲット層(ペルソナ)とアプローチ方法を決定します。ペルソナは、自社の商品を購入してくれそうな人物像です。

年齢や性別、職業や生活など、できるだけ細かく設定することが大切です。人にはそれぞれの趣味や思考があり、これらは生まれ育った環境などで異なります。

できるだけ多くの人にファンになってもらうことは確かに重要です。しかし、ターゲットを広く設定してしまうと、だれの心にも刺さらないお店になってしまいます。

そこで、ターゲットとなるペルソナを正しく設定し、特定のユーザー層の心に刺さるようなブランディングをすることが、アプローチ方法を見つける近道になります。

まずは商品を販売することで誰を幸せにするか、明確にイメージできるところまでペルソナを絞りましょう。

そして設定したペルソナにとって、自社がどのようになれば魅力的であるか、ユーザー目線で考えてみましょう。そのことが、ECサイトのブランディングの本質ともいえます。

ECサイトをブランディングするための具体的な方法

次に、EC サイトをブランディングするための具体的な方法を紹介していきます。今回紹介するのは以下の3点です。

  • メディアでの宣伝
  • SNSでの発信
  • オリジナル商品の開発と販売

メディアでの宣伝

メディアでの宣伝は、ブランディングの具体的な方法です。

素敵なECサイトを作成しても、見る人がいなければ効果はありません。

メディアを使うことで、ECサイトを露出させることができるため、たくさんの人に見てもらえます。そのようにして認知度をあげることは、ブランディングのひとつといえるでしょう。

具体的には、自社でオウンドメディアの運営をしたり、インターネット広告を出したりする方法があります。多くのターゲット層が活動する場所を絞り、自社にあったメディアで宣伝してみましょう。

SNSでの発信

SNSでの発信は、ECサイトをブランディングするうえで、今や無視できない存在といえます。

Instagramに搭載されている「ショッピング機能」を活用するなど、SNSと連携して商品を販売するECサイトも増えています。

InstagramやTwitterは、ユーザーと気軽にコミュニケーションがとることができます。

SNSは、商品を気に入ってくれているお客様の視点から見ても、生産者とつながることができて魅力的です。そこから、ECサイトに流入する顧客も少なくありません。

そのため、SNSをどのようにブランディングして、発信していくのかはとても重要です。

気軽に発信できるため、気づかぬうちにコンセプトがずれていることも多くあります。決定したコンセプトからぶれないように意識しましょう。

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オリジナル商品の開発と販売

「このお店でないとだめ」と思ってもらえるような唯一無二のお店を作るためには、自分のお店にしかない体験をしてもらう必要があります。

そこで、具体的な方法となるのが、オリジナル商品の開発と販売です。

自社オリジナル商品を開発し販売すれば、他社では購入することができない独自の商品を持つことができます。このことが結果的にブランド力を高めることに繋がります。

さらに、ここでしか手に入らないお得な情報を提供することで、注文者へ他社とは異なる購入体験を提供できるでしょう。

ECサイトをブランディングするときのポイント

具体的な手順や方法がわかったところで、ECサイトをブランディングするときのポイントを細かく説明していきます。

  • 軸のあるブランディングを意識する
  • 持続的なサイト運営の実施
  • 計画的に認知度を向上させる
  • コンセプトの統一

今回解説するのは以上の4点です。ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

軸のあるブランディングを意識する

ひとつ目のポイントは、軸のあるブランディングをすることです。

ECサイトだけでなく、SNSやそのほかの広告も含め、軸をもたせることでブレのないブランドを作り出せます。軸のあるブランディングは、自社がどうあるべきか考えることから生まれます。

たとえば、「新鮮な商品を販売する」という軸を設定したならば、ECサイトやSNSなどで新鮮さをアピールする発信をし、ロゴの色やキャッチフレーズも新鮮な印象のあるものにします。

軸のないブランディングでは、ユーザーの心を掴むことができません。軸のあるブランディングをすることで、ターゲットをコアなファンにできます。

そのためには、先の章で説明したブランドアイデンティティを明確に決定しておく必要があります。

持続的なサイト運営の実施

継続してサイトを運営するために、ECサイトの運営方針を明確にします。

ECサイトのコンバージョンは、大体のお店が商品を購入してもらうことです。しかし、それまでの過程はお店や商品によって異なるでしょう。

具体的には、「商品を購入してもらうために、ブランドの認知度をあげる」「商品を購入してもらうために、顧客に安心感をあたえる」などがあげられます。

ECサイトを訪問してもらい、お客様にどのような気持ちになってもらいたいでしょうか?その方針を明確化することで、ECサイトの長期運営が可能となります。

また、ECサイトを運営するからには、しっかりとした運営をすることが大切です。

  • サイトのデザインや更新作業
  • サイトの分析
  • 新商品の入荷
  • メルマガやSNSなどコンテンツの運営
  • 問い合わせへの対応
  • 商品の仕入れや在庫管理

これらを中途半端にしてしまうと、手間ひまをかけて実施したブランディングの価値が下がってしまいます。作業量が多いのでたいへんですが、地道に続けていくことで、ゆくゆくは大きな成果となるでしょう。

計画的に認知度を向上させる

ECサイトのブランディングは、計画的に段階を追って実施していきます。

たとえば、いきなりインターネットに広告を出して、ユーザーをECサイトに誘導できたとします。しかし世間での認知度が低かったり、サイトの印象がよくなかったりすれば、購入にまではつながりにくいでしょう。まずは、ECサイトを細かく丁寧に作り込みます。

そのあとに、順を追ってパッケージやSNSをブランディングしていきます。ECサイトや SNS、メルマガ、商品パッケージなど、ブランドイメージは、あらゆるものから形成されていると理解しましょう。

そして、少しずつ継続的に積み上げていくことで、確実にファンを増やせます。ECサイトのブランディングは、長期的なものであるととらえ、計画的に認知度を向上させていく心構えが必要です。

コンセプトの統一

ブランディングはECサイトだけでなく、SNSや広告など全体的に足並みを揃え、すべてのものに統一感を出すようにして進めます。ブランドの統一感がないと、ユーザーは違和感を覚え、購入を断念してしまう可能性もあります。

販売する商品やロゴマーク、キャッチコピーなども、統一感のあるものにまとめることで、ブランドのイメージが消費者に伝わりやすくなり、ブランディングの成功につながります。

ECサイトの売上向上に導くブランディングをしよう

今回の記事では、EC サイトのブランディングについて説明しました。ポイントは以下のとおりです。

  • ECサイトが数多く存在する昨今では、ブランディングがとても重要な役割を果たす。
  • ECサイトのブランディングは、分析やターゲット選定をしてファンを増やしていくイメージで進める。
  • ECサイトのブランディングだけでなく、広告やSNS、商品パッケージなど全体を統一してブランディングしていくことが重要。
  • ECサイトのブランディングは、しっかりとしたサイト運営の元に成り立ち、継続性をもって計画的に進めることが大切。
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「売り上げに貢献できるECサイトを作りたい!でも、どこから手をつければ良いかわからない…」
「ネットにある情報が多すぎて、どの施策が私に合っているか分からない…」

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