「ネットショップを開業したいけれど、自分に合ったサービスがどれなのかわからない 」
このような悩みをお持ちではないでしょうか?
ネットショップを開業するためのサービスは、それぞれ特徴があり価格も異なるため、十分な比較・検討が必要です。
しかし、2022年時点でASPカートの数は無料・有料含め50種類以上あると言われています。そんな中ネットショップを比較検討することは決して容易ではありません。
この記事では、「数多あるネットショップの中から自社にあったものを選ぶ方法」と「代表的なネットショップサービス20社の特徴」を紹介します。
編集者
JPholic株式会社 ECNOW 編集部
ECNOWはJPholic株式会社が運営する、
ネットショップ情報メディアです。
30社を超えるECコンサルティング実績や自社ECの運営経験をもとに、
「これからECをはじめる」「ECをいまよりもっと活用したい」という声にお応えします。
この記事を読むための前提知識
本題に入る前に、この記事を読むために必要な前提知識である
ネットショップサービスの分類
について触れていきます。
ネットショップサービスは、大きく以下の3つに分類されます。
- モール型(Amazon、楽天市場など)
- ASP型(MakeShop、Shopify、ecforceなど)
- オープンソース型(EC-CUBE、Magentoなど)
この記事では、上記が何か知っている前提で話を進めていきますので、あらかじめご了承ください。
詳しくは「ECサイトとは?ネットショップとの違いは?」にて説明しています。
ネットショップ選びで重要なのは「判断軸」
ネットショップ開業サービスを選ぶ上で重要なのは
「自社に合ったEC開業サービスを選ぶ『判断軸』を持つこと」です。
冒頭でもお話しした通り、現代のネットショップ開業サービスは無数にあると言えます。
それぞれ特徴が異なるため、一概にこれ!というものを紹介することが難しいのが現状です。
そんな中、自社の判断軸を持つことができれば、おのずとネットショップ開業サービス候補は絞られるはずです。
無数にある開業サービスを絞り込む方法
ここからは、具体的にネットショップ開業サービスを絞り込む方法を解説します。
以下の3ステップで絞り込んでいきます。
- ネットショップの開業目的にマッチするサービス分類を選ぶ
- サービスをコストで絞る
- サービスの機能を比較し、自社に合うものを選択する
1. ネットショップ開業目的とマッチするサービス分類を選ぶ
一番初めに、ネットショップ開業サービスの分類を選びましょう。
それぞれ向き不向きがあるため、自社のネットショップ開業目的と照らし合わせて決めるのが良いですね。
販売するものに商品力があるなら『モール型』
モール型は、モール自体の集客力が最大の魅力です。
ECモール(Amazon、楽天など)自体に知名度があるため、たくさんの人が集まります。
よって集客の手間が省けるのです。
そしてモール型はネットショップ構築難易度は高くありませんが、ショップの独自性を出すことは困難です。
そのため、モール型は価格や品質、使い心地などの『商品力』で勝負することとなります。
商品力が弱いと競合商品に埋もれてしまいます。
しかし自身が販売する商品自体の魅力が大きいなら、モール型での開業が有効です。
リスク:商品力が弱いと、他の商品に埋もれてしまう場合がある
リターン:商品力が強いと非常に有利。集客コストも抑えられる
独自のネットショップを開きたいなら『ASP型』
ASP型は、独自のネットショップを比較的簡単に作成できることが魅力です。
ASP型は
- webサイト構築機能
- 会計機能
- 顧客管理機能
などが一つにまとまったものです。
これにより、ネットショップ周りを一気通貫で構築・管理が可能になります。
モール型と異なり、自社商品のみのネットショップとなるため、訪問者が競合商品に流れることはありません。
ただし、モール型のような集客力はないため、集客には工夫が必要となります。
ブランディングを意識したい場合や、独立したネットショップを持ちたい場合にはASP型が有効です。
リスク:集客力が弱いと、ショップに来てもらえない可能性がある
リターン:自社だけのネットショップを比較的簡単に作成できる
イチからECサイトを構築したいなら『オープンソース型』
オープンソース型はネットショップ構築の制約がほとんどないことが最大の魅力です。
ASP型の場合、利用するサービスの上にネットショップを構築する仕組みです。
その点オープンソース型では、ECサイトの機能のみを利用する仕組みのため、ネットショップ構築自体の制約がありません。
ただし、ソフトウェアインストール型は高いプログラミング技術が必要で、ネットショップ構築後も定期的なメンテナンスや不具合の修正が発生します。
集客力についてはASP型同様に工夫が必要ですね。
オープンソース型は、完全オリジナルのネットショップ構築したい場合に有効です。
リスク:ネットショップ構築に高い技術力、保守力が必要となる
リターン:ASP型以上に自由なネットショップを構築できる
まとめると
集客力 | 構築難易度 | 構築自由度 | |
---|---|---|---|
モール型 | ◎ | ○ | × |
ASP型 | △ | ○ | ○ |
オープンソース型 | △ | △ | ◎ |
各サービス分類のおおよその傾向をまとめました。
モール型は構築自由度を犠牲に、集客と構築難易度を保っています。
ASP型は構築難易度と構築自由度を両立している点が武器ですね。
オープンソース型は、構築自由度に特化していると言えます。
ここまででサービス分類は選べましたか?
次はコストで絞っていきましょう。
2. コストで絞る
続いては、選んだサービス分類をコストで絞っていきます。
ネットショップ開業サービスの初期費用、および月額費用はそれぞれ異なります。
ネットショップ運営に毎月どの程度のコストをかけられるか検討しましょう。
月額費用が上がるにつれて、機能が豊富になったりサポートが充実する傾向にあります。
こちらについては、後ほど価格帯別のネットショップ開業サービスを紹介しています。
3. 機能面やサポート面を比較する
価格で絞れたら、最後は機能面やサポート面で比較しましょう。
注目すべきポイントは以下の4つ。
- 商品登録・カート機能
- ネットショップのデザインや編集
- サポート体制
- 集客機能
商品登録数・カート機能の充実度
ASP型の場合は、有料・無料に関わらず、多くのサービスで無制限に登録できます。
反対にモール型ECサイトは、商品登録数に上限が設けられていることもあります。
たくさんの商品を登録したい場合は、事前に確認しておきましょう。
また、カート機能とは、ユーザーが定期購入を申し込めるシステムや、外部のショッピングカートとの連携機能などを指します。
カート機能は販促に大きく影響します。
欲しいと思う機能があればリストアップすることをおすすめします。
ネットショップのデザインや編集の自由度・容易性
ASP型においては、サービスによってショップデザインのカスタマイズの難易度が異なります。
デザインを自由にカスタマイズしたり、頻繁に変更を加える場合には、注意してサービスを選択する必要があるでしょう。
モール型においては、モール内でデザインを統一するため、あまり気にする必要はないかもしれません。(楽天は例外)
サポート体制
ネットショップの運営をはじめると、予期していなかった問題がでてきます。
そのため、どのようなサポート体制があるのかを事前に確認しましょう。
ほとんどのネットショップサービスは、メールでの問い合わせを受け付けています。
そのほか、サービスやプランにより、電話やチャットでも受け付けています。
問い合わせの窓口のほかにも、無料のセミナーや、コミュニティ形式でサポートしてくれるネットショップサービスもあるので、チェックしてみましょう。
集客機能
ECモールについては、集客機能は必要ないことが多いでしょう。
対して、ASP型やオープンソース型は独自ドメインを使用するため、
SEOを工夫をしないと検索上位には表示されません。
ここでLINEやメルマガなどの集客のための機能が充実していれば、売上向上につながります。
なお、集客機能はネットショップにおいて「必須機能」ではありません。
そのため有料ASPサービスの方が、集客機能が充実している傾向にあります。
もし機能に希望がなかったら「サポート」優先でOK
自社でネットショップを運営する際に、
「こんな機能が欲しい!」
と思えるものがあれば、そちらを優先してネットショップ開業サービスを探すと良いでしょう。
しかし、特に機能面の違いがわからなかったり、機能に対する希望がない場合もあるかもしれません。
その場合は、よりサポートが充実しているサービスを選ぶのが堅実です。
モール型ネットショップを比較
ここからは、実際にネットショップ開業サービスを比較していきます。
まずは「ECモール型」の楽天・Amazon・Yahoo!について見ていきましょう。
サービス | 初期費用 | 月額費 | 手数料 | デザイン性 |
---|---|---|---|---|
楽天 | ¥60,000 | ¥19,500〜¥100,000 | プランにより売上高から2%〜7% 決済方法によるポイント負担料有り | カスタマイズ可 |
Amazon | 無料 | ¥100〜¥4,900 | カテゴリー別8%〜45% | なし |
Yahoo! | 無料 | 無料 | 決済方法によるポイント負担料有り | テンプレート1種類 |
日本ではこの3社サービスが主なECモールとなります。
楽天
楽天が運営する楽天市場は他のECモールと異なり、デザインをカスタマイズできることが特徴です。
ECモールサイトの中でも自由度が高く、自社ページのデザインに力を入れてブランディングしたいときにおすすめです。
集客ツールも充実していて、メルマガ配信サービスや、アフィリエイト機能、SNS運用などが用意されています。上手く使いこなせれば、販売経路や顧客獲得の足がかりになるでしょう。
料金
コースにより、月額料と商品登録数の上限・画像容量が異なります。
楽天ポイントや楽天ペイを使った決済制度が用意されているのがポイントです。
楽天へ出店を検討中ならチェックしておきたい記事
国内大手ECモールである楽天、Amazon、Yahoo!ショッピングの比較と、楽天への出店方法を詳細に解説した記事。楽天への出店を検討中なら要チェックです。
Amazon
Amazonは、店舗ごとにページがわかれている形式ではなく、Amazon全体が一つのネットショップのようになっているのが特徴です。
ネットショップを登録しなくても、商品数1つから自分の商品を出品できます。
自分のネットショップを出したい場合は、ブランド申請を行うとストアページを作成できるようになります。
料金
プランは小口出品プランと、大口出品プランの2種類があります。
小口出品プランは毎月49品までの商品を一点100円で登録でき、初期費用は無料です。
大口出品プランは月額料¥4,900で出品でき、検索上位に表示させる機能を利用したり、広告を出したりすることもできます。
Yahoo!ショッピング
Yahoo!ショッピングは、初期費用、月額料が無料です。
そのため初心者でもはじめやすいサービスだといえるでしょう。
独自ドメインの作成も可能で、外部サイトと連携できる点も便利です。
商品数も無制限に登録できるため、多くの商品を登録したい人に向いています。
デザイン面はテンプレートが1種類で、独自性は望めません。
しかしシンプルでわかりやすさを重視したネットショップを作成できるとも言えますね。
無料ASP型ネットショップを比較
ここからはASP型ネットショップ開業サービスを比較していきます。
ASP型が最もサービス数が多いため、苦労している人が多いのではないでしょうか?
こちらは月額料金が無料・有料で分けて紹介します。
まずは無料のASP型からです。
サービス | 初期費用 | 月額費 | 決済手数料 | デザインテンプレート |
---|---|---|---|---|
BASE | 無料 | 無料 | 3.6%+¥40 | 無料11種類〜有料58種類〜 |
STORES | 無料 | 無料・¥2,178 | 5%・3.6% | 無料48種類 |
cafe24 | 無料 | 無料 | 3.6%〜 | 無料17種類有料111種類 |
shop by | 無料 | 無料 | 6%+¥30 | 35種類 |
イージーマイショップ | 無料 | 無料 | 5%+¥403.75%+¥40 | PC専用55種類スマホ専用63種類 |
BASE
BASEは、初期費用と月額料が無料のASP型ショッピングカートです。決済手数料がかかるため、商品を販売するごとに手数料を支払うのが特徴です。
デザインテンプレートは、無料と有料のものがあります。HTMLで編集できるため、自由にカスタマイズ可能です。ドメインは他社で取得した独自ドメインを連携できます。
STORES
STORESは、無料版と有料版の2種類があり、有料版のスタンダードコースは月額¥2,178で、初期費用は無料版、有料版ともに無料です。
デザインテンプレートは48種類以上と豊富で、STORES内で独自ドメインを取得できます。
新規出店者は、電話で無料相談ができ、それ以外でもチャットやメールで問い合わせや相談が可能です。
cafe24
cafe24は、初期費用、月額費共に無料で利用できます。1アカウントで15ショップまで運営できる、ほかにはない特徴があります。
さらに、越境ECにも強みがあり、9カ国の言語に対応しています。商品ページの翻訳機能や通貨換算の機能が付いていて、外国語のページをかんたんに作成できるのも強みです。
shop by
shop byは、だれでも手軽にネットショップを作成・運営できる機能が多く備わっています。初期費用と月額料は無料で、決済手数料がかかります。
越境ECにも対応しており、海外向けに商品を販売したい人にもおすすめです。
easy my shop(イージーマイショップ)
イージーマイショップは、無料版と有料版があります。イージーマイショップのおすすめな点は、名入れやロゴプリントなど、オーダーメイドの商品を作成できる点です。
定期購入や価格変動などほかにはない高機能で、細かい部分までカスタマイズできるのも魅力的です。
有料ASP型ネットショップを比較
次に有料のASP型ネットショップサービスになります。
サービス | 初期費用 | 月額費 | 決済手数料 | デザインテンプレート |
---|---|---|---|---|
MakeShop | ¥11,000 | ¥11,000〜 ¥55,000 | 3.19%〜 | 150種類以上 |
shopify | 無料 | $29〜$299 | 3.6%〜3.9% | 9種類、アプリ有り |
カラーミーショップ | ¥3,300 | レギュラー¥3,300 ラージ¥7,945 | 6.6%+¥304%〜 | 無料版47種類 有料版34種類 |
shopserve | ¥15,000 | ¥11,400〜 ¥46,800 | 3.675%〜4.725% | 156種類以上 |
futureshop | ¥24,200 | ¥28,600 | 3.2%〜3.6%+1,650 | 不明 |
square | 無料 | ¥1,200〜¥6,800 | 3.6%〜3.95% | カテゴリー別に多数 |
e-shopsカートs | ¥10,000 | ¥2,500 | 3.25%〜 | 不明 |
ecforce | ¥162,800 | ¥54,780 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
MakeShop(メイクショップ)
MakeShopは「売れるネットショップ」の運営に必要な機能が揃ったASPです。注文票を各配送サービスに合わせてCSV出力できたり、配送日や購入日を起算にした自動返信メールが設定できたり、顧客セグメントを分けて特定グループのみに閲覧が可能なページや商品を設定できたりと、運営者目線で用意された沢山の機能を備えています。
当然、独自ドメインを取得でき、デザインテンプレートが173種あるだけでなく、HTMLやCSS、Javascriptを使用してオリジナルのデザインを作成できるカスタマイズテンプレートも用意されています。BtoCはもちろん、BtoB向けのオプションもあります。
販売手数料が無料のため、経費の試算がしやすいのが特徴。ネットショップをはじめたてで、売上予測を立てにくい人でも運営しやすいメリットがあります。
月額費用は、商品登録数と容量やプランによって異なります。
shopify(ショピファイ)
shopifyは、世界中で使われている海外向けのASP型ショッピングカートです。越境ECに強く、海外進出を考える方におすすめです。
デザインテンプレートは9種類と少ないですが、どれもセンスがあり、デザイン性の高いものになっています。
shopifyで公開されているアプリを使いデザインをカスタマイズしたり、拡張機能を追加したりできますが、ある程度の作成スキルが必要です。
外部連携機能も多く、さまざまなSNSと連携できるのも大きなメリットだといえます。
カラーミーショップ
カラーミーショップは、無料版と有料版があり、有料版はレギュラーとラージの2種類です。デザインプレートを選び、機能を追加したいときには追加購入できるため、ショップの独自性を出すことができます。
開業までは、無料セミナーや電話相談など、手厚いサポートを受けられる点がメリットです。
shopserve(ショップサーブ)
shopserveは、デザインテンプレートが100種類以上と豊富なため、自分のイメージに合ったカスタマイズができます。プランにより、LP(ランディングページ)も作成可能。
出店後に専任の担当者が付いて、運営をサポートしてくれます。初めてネットショップを作成する人も安心です。
商品登録数と画像容量は、契約プランによって異なる点に留意しましょう。プランは、パグリック・ベーシック・プライム・プレミアムの4種類のプランがあります。
月額料は、パグリックが¥11,400、ベーシックが¥16,500、プライムは¥22,000、プレミアムは¥46,800です。
futershop(フューチャーショップ)
futershopは、日々のアップデートやバージョンアップが頻繁に実施されており、高機能で使い勝手の良いサービスを提供しています。
デザインのカスタマイズ性が高く、コスメやアパレルなどのネットショップを開業したい方におすすめです。
square
squareは、無料版のほかに3種類の有料版が用意されています。それぞれの月額料はプロフェッショナルが¥1,200・パフォーマンスが¥2,500・プレミアムが¥6,800で、初期費用はどのプランでも無料です。
squareは、中小企業向けのPOSシステムを販売する会社です。実店舗にsquareのPOSシステムを導入すると、実店舗とネットショップの在庫を連動できる便利なシステムがあります。
集客の面でも、SNSと連携し、商品ページに誘導する動線があります。商品登録数とデータ容量が共に無制限なのもメリットです。
e-shopsカートs
e-shopsは、初期費用¥10,000、月額料¥2,500でネットショップを作成できます。
特徴的な機能として、ゼロステップカートがあります。ネットショップでは、ユーザーが商品をショッピングカートに入れたままで、購入に進まずに止まってしまう「カゴ落ち」という言葉があります。
ゼロステップカートは、カゴ落ちを防ぎ、1画面で注文を完了させるカートシステムです。
さらに、SEOや、入力フォームを最適化し購入率を向上させる「EFO」を導入し、購入率を増やす手助けをしてくれます。
ecforce(イーシーフォース)
ecforceは、主に法人向けのECサイトを作るのに適しています。ある程度の予算があり、さらに売上拡大を目指したいときに向いているネットショップサービスです。
広告や顧客分析、物流管理まで、一括したシステムをカスタマイズして作成できます。
オープンソース型ネットショップを比較
最後にオープンソース型のおすすめサービスを紹介します。
サービス | 初期費用 | 月額料 | 手数料 | デザインテンプレート |
---|---|---|---|---|
EC-CUBE(無料・有料) | 無料 ¥70,000 | 無料 ¥49,800〜 | なし | 自由にカスタマイズ可 |
Magento Commerce | 無料 | 無料 | なし | 1000種類以上 |
Woo Commerce | 無料 | 無料 | なし | 自由にカスタマイズ可 |
CS-Cart | 無料 | ¥15,100〜 | なし | 自由にカスタマイズ可 |
※2021年10月現在
EC-CUBE
日本国内のオープンソース型で最もよく使用されるネットショップサービスです。
自分で用意したサーバーに無料でインストールできるダウンロード版と、メンテナンスフリーのクラウド版があります。
月々の販売額が300万円以上の場合は、クラウド版をおすすめします。ダウンロード版をインストールしたあとにクラウド版への移行もできます。
Magento Commerce
Magento Commerceは、アメリカのMagento社が開発したオープンソース型のサービスです。
世界中で使われており、数々の名のある企業が利用しています。
デザインが1000種類以上用意されており、HTMLでも編集できます。
技術が必要ですが、自社サイトを自由にデザインできます。
多言語機能が付属していて、スムーズにほかの言語のサイトを作成できるのがメリットです。しかし、日本語でのマニュアルがなく、技術が必要なため、専門業者に委託するのをおすすめします。
Woo Commerce
Woo Commerceは、WordPressでネットショップを作成するための拡張機能です。
WordPressはホームページを作成するソフトウェアで、世界中で使用されています。
WordPressを使えば、SEOなどで集客もでき、顧客を集めやすいでしょう。
決済や配送もカスタムで設定できます。
CS-Cart
CS-Cartは、オールインワン型のオンラインマーケット作成ソフトウェアです。
ネットショップ開業に必要な機能がすべて揃っており、低コスト・短時間でネットショップを作成できます。
ネットショップサービスを比較して、自社にピッタリなものを見つけよう
今回の記事では、ネットショップサービスの種類や比較ポイントを説明しました。
繰り返しますが、ネットショップは以下の3ステップで絞れます。
- ネットショップの開業目的にマッチするサービス分類を選ぶ
- サービスをコストで絞る
- サービスの機能を比較し、自社に合うものを選択する
どの種類のネットショップサービスを利用するべきかは、売上やコスト、デザインの独自性などから見えてきます。
この記事が、自社に合うネットショップ構築サービス探しのお役に立てることを願っております。