ネットショップの集客に必須ともいえるSEO(検索エンジン最適化)。ネットショップにおけるSEOの具体的な施策としてあげられるのがコンテンツSEOです。
今回の記事では、コンテンツSEOのメリットや、実施する際のポイントについて解説していきます。
編集者
JPholic株式会社 ECNOW 編集部
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ネットショップのSEO対策とは?
SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、「検索エンジン最適化」を意味し、検索エンジンにおけるマーケティング施策のひとつです。具体的には、GoogleやYahoo!といった検索エンジンの検索結果上で自社のWebサイトを上位表示させたり、CTR(クリック率)を向上させて検索流入を増やすための対策のことを指します。
ネットショップにおいて、重要となるSEO。施策は3つに大分されます。
- コンテンツSEO
- 内部施策
- 外部施策
コンテンツSEOは、質の高いコンテンツ(ユーザーの検索意図にあった記事)を制作し、検索で上位表示を目指す取り組みです。検索エンジンは、ユーザーの検索体験を満たすコンテンツを持ったサイトを評価します。すなわち、ユーザーが知りたいと思った情報を網羅しているサイトを上位に表示するということです。
コンテンツ量を増やしていくためには、ブログや記事を定期的に更新していかないといけません。また、作成したコンテンツはユーザーだけでなく、検索エンジンにも理解しやすいものであることが必要です。そのためには、サイト内のコードを整え、検索エンジンに正しい情報が伝わるようなサイト構成を目指しましょう。
ネットショップのコンテンツマーケティングとは?
コンテンツマーケティングとは、読者に価値あるコンテンツを制作・発信するマーケティング手法です。見込み顧客のニーズを育成し、購買を経て、最終的にはファンとして定着させることを目指します。
コンテンツマーケティングは、潜在顧客や既存顧客など、さまざまな種類の顧客に合わせた適切なコンテンツを提供するのが特徴です。顧客とのコミュニケーション戦略とも言い換えられます。
ここで言う「コンテンツ」とは、ブログ記事やSNSの投稿、動画の配信やメルマガといったオンラインベースのものはもちろんのこと、雑誌の掲載やセミナーの開催などオフラインにいたるまで様々です。
ネットショップのSEO対策とコンテンツマーケティングの関係
よく「コンテンツマーケティング」「コンテンツSEO」が混同されている方がいらっしゃいますが、コンテンツSEOはコンテンツマーケティングに含まれるひとつの手法です。様々あるコンテンツマーケティングのうち、検索結果で上位表示を目指してコンテンツを作成し、来訪者数の増加を図ることを目的に実施する手法をコンテンツSEOと呼びます。
近年ネットショップの数が急増し競争が激化するなかで、ネットショップの集客手法としてコンテンツSEOが注目されています。
コンテンツSEOのメリット
コンテンツSEOのメリットは以下の3つです。
- コンテンツが資産化する
- 中・長期的な集客につながる
- 潜在層にリーチできる
順番に解説していきます。
コンテンツが資産化する
コンテンツSEOの最大のメリットは、コンテンツが資産化していくことです。
リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告といったインターネット広告は、売上げアップに即効性がありますが、継続的に予算が必要な資産とならないフロー型の施策です。
その点、コンテンツSEOは記事制作費用やリライト費用こそかかるものの、サイトを上位に表示させられれば、安定した訪問数・閲覧数が見込める資産となるストック型の施策です。
中・長期的なネットショップの集客につながる
先述した資産化の話と一部重複しますが、コンテンツSEOによって作成されたコンテンツは公開後に該当するページを削除しない限り、ずっと検索エンジンから集客しつづけることが可能です。
したがって過去に作成したコンテンツも集客に寄与し続けるため、積み上げ式に集客数が増えていきます。
作成したコンテンツ経由での流入数が増えれば、広告を出す必要もなくなり、広告費削減にも効果的です。
潜在層にリーチできる
コンテンツが検索上位に掲載されことで、今すぐには購買に至らないものの、いずれ自社商品を購入する可能性のある見込み顧客にもアプローチがしやすくなります。
ネットショップのコンテンツSEOのポイント
ここでは、コンテンツSEOのポイントについて紹介していきます。ポイントは全部で4つです。
- SEOを意識してキーワード選ぶ
- 評価されるコンテンツを作る
- KPIの根拠の元、作成する
- 低コストで継続的に作成する
SEOを意識してキーワード選ぶ
SEO施策をするにあたり、キーワードの選定はとても重要です。キーワードには以下のとおり月間の検索ボリューム(検索回数)に基づき、3つに分類されます。
- ビッグキーワード(ビッグワード)
- ミドルキーワード(ミドルワード)
- スモールキーワード(スモールワード、ロングテールキーワード)
ビックキーワードは、多くのユーザーが検索するキーワードを指し、月間検索ボリュームが1万以上のキーワードです。ビッグキーワードで上位表示できれば圧倒的なアクセス数が期待できますが、競合が多く、SEOの難易度は非常に高いです。
ミドルキーワードは、月間検索ボリュームが1000〜1万回のキーワードです。ビッグキーワードほど競合性も高くなく、スモールキーワードほどニッチではないキーワードです。
スモールキーワードは、ロングテールキーワードとも言われます。主に2~4つのキーワードを組み合わせて構成された、検索キーワードのことです。月間検索ボリュームが1万回を超えるようなビッグキーワードに対して、スモールキーワードは一般的に月間検索ボリュームが千回未満と少ないものになります。
そして、ネットショップのSEOにおいて最も重要なキーワードはロングテールキーワードです。
ロングテールキーワードは月間検索回数こそ多くありませんが、コンバージョン率が高いのが特徴です。一般的に複数の単語で構成されるキーワードほど、ユーザーニーズ(が具体化されていることが多く、そのニーズに答えるページを上位表示することで、高確率で成約につなげることができます。
また、ロングテールキーワードは上位表示難易度がさほど高くありません。検索ボリュームが少ない分、競合が少なく上位表示されやすい傾向があります。
評価されるコンテンツを作る
キーワードを選定したら、次はキーワードに準じた質の高いコンテンツを作りましょう!質の高いコンテンツとは、すなわちユーザーのニーズを満たすコンテンツです。
Googleでは、ある一定のルールに基づき順位付けをする検索アルゴリズムを活用し、検索結果の表示順位を決定しています。
検索アルゴリズムは公開されてこそいないものの、Googleが提唱する品質ガイドラインには「検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。」「ユーザーをだますようなことをしない。」「どうすれば自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトと言えるようになるかを考えてみる。同分野の他のサイトとの差別化を図ります。」と記載されています。
ウェブマスター向けガイドライン:https://developers.google.com/search/docs/advanced/guidelines/webmaster-guidelines?hl=ja
Google検索セントラル
具体的には、ショップや商品に関するジャンルのお役立ち情報やユーザーの知らなかった情報、意義のある情報を掲載するのがおすすめです。関係するジャンルの中で、日常生活に役立つような情報を発信できるよう心がけてみましょう。
たとえば、食品を取り扱うネットショップの場合は商品の生産工程や商品を使ったレシピ、保存方法を紹介するといったコンテンツが考えられるでしょう。
ファッションアイテムを取り扱うネットショップなら、商品を取り入れたコーディネートや、お手入れの方法を紹介したりするのも良いでしょう。
KPIの根拠の元、作成する
KPI(キー・パフォーマンス・インディケーター)とは、目標の達成度合いを評価する指数です。KPIを考えずにコンテンツを作成しても成果がでているのかを判断しづらく、質の高いコンテンツを発信し続けるのは困難です。
継続してコンテンツを発信し、質を高める高くすることで、SEOの評価対象は向上します。そのため、KPIを定めてコンテンツを運営し、目標の達成度合いを可視化できるようにすると、SEO集客増につながりやすくなります。KPIの測定と進捗の管理は徹底して実施するようにしましょう。
低コストで継続的に作成する
ひとつのコンテンツに費用をかけすぎると、ほかのコンテンツが疎かになってしまう可能性があります。SEOの観点から見た場合、複数のコンテンツを長期間、継続的に更新し続けるのがポイントです。
そのため、できる限り費用をかけずに低コストで継続できるような運用体制を整備コンテンツを作成しましょう。
コンテンツSEOをネットショップの集客に活かそう
今回の記事では、ネットショップの集客施策としてコンテンツSEOについて解説しました。
ネットショップのコンテンツマーケティングは、コンテンツSEOの他にもSNSやメルマガなどがありますが、これらの方法を有機的に関連付けながらバランスよく実践することが大切です。
弊社、JPholic株式会社は、マーケティング支援やコンテンツ制作などのサービスを提供しています。
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