ネットショップのバナーは超重要!作成する際のポイントを7つご紹介

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商品やキャンペーンをプロモーションするために「バナー」は欠かせません。ネットショップ内のバナーは、商品の売れ行きを左右します。今回は、ネットショップにとって大事な役割を果たしてくれるバナーについて解説していきます。

「なんとなくそれっぽいデザインのバナー」は、簡単に作れます。「Canva」など無料で使えるデザイン作成ツールなども普及しているので、デザインにあまり詳しくない方でも、ひとまずのバナーは作れるでしょう。しかし、バナーの本当の役割は商品のプロモーションであったり、商品を購入してもらうことです。その目的を達成するには、ポイントやコツを押さえておかなければなりません。

この記事では、バナー作成の際に押さえておきたいポイントやコツについてご紹介しています。参考にして、自社のネットショップに生かしてみてください。

編集者

JPholic株式会社 ECNOW 編集部

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そもそもバナーとは?

「バナー」とは、日本語に訳すと「旗」のことです。実店舗でも「旗」や「のぼり」などを見かけたことがあると思います。例えば「〇〇始めました」「新商品入荷!」などののぼりを店頭に掲げているお店は多いです。

ネットショップにおける「バナー」もこれと似たようなもの。新商品やPRしたい商品をバナーにしてお客さんにアピールすることができます。ネットショップ内の目立つ場所に設置したり、外部に広告を出したりして、バナーは活用されます。

バナー作成の際に押さえておきたい7つのポイント

バナー作成はプロのデザイナーでなくても作れます。しかし、いくつかポイントがあるので、下記を参考にしてください。

  1. 目的を明確にする
  2. 配色で目を引く
  3. キャッチコピーにこだわる
  4. 大きさのパターンをいくつか作る
  5. 第三者の意見を聞く
  6. ネットショップの雰囲気に合わせる
  7. ターゲットを想定する

これらを意識することで、良いバナー作りができるようになるでしょう。またバナーデザインを外注化するとしても、ラフ案は必要なため最低限の知識は必要です。理想のバナーを作るために、これらのポイントを意識してみてください。

1. 目的を明確にする

バナーを設置する理由は何でしょうか?その答えの多くは「売上アップ」でしょう。それはみんなが理解していることだと思うかもしれませんが、作り込むうちにデザインを重視しすぎてしまう場合もあるのです。

バナーデザインはおしゃれなだけではいけません。あくまでも「クリックさせる」「購入させる」ことが目的です。目的を明確にして、そこから離れてしまわないようにバナーを作成しましょう。

2. 配色で目を引く

バナーを作成する際には、配色が決め手となる場合があります。

例えば、サイトの基調カラーがホワイトだったとしましょう。そこでホワイトのバナーを作っても、あまり効果は見込めません。ネットショップのデザインと悪い意味で馴染んでしまうため、目立たなくなってしまうのです。

バナーを設置させるのであれば目立たせなければいけません。サイトに設置した時に目立つような配色を考えてみましょう。

3. キャッチコピーにこだわる

バナーと言えば「デザインに重点を置かないといけない」と考えがちです。しかし実は、同じくらい「言葉」も大切です。

キャッチコピーにはこだわって、お客さんに刺さる言葉を考えてみてください。良いキャッチコピーは、すぐには思い浮かびません。何個もアイディアを出して、議論を繰り返しながら良い言葉を作る必要があります。時間をかけてでも、良いキャッチコピーを生み出す努力をしてみましょう。

4. 大きさのパターンをいくつか作る

バナーは一種類だけではありません。例えば商品ページに載せるものとトップページに載せるものでは、大きさや見せ方が変わってくるでしょう。それぞれのページに最適な大きさのバナーを用意することにより、効果が最大限見込めるようになります。

実際にネットショップに掲載したら思ったより大きかった…というケースもあります。また、小さすぎて文字が読みにくい…というケースも考えられるでしょう。そのような事態にならないためにも、大きさのパターンはいくつか作って、実際に掲載する大きさで確認するようにしてください。

5. 第三者の意見を聞く

バナーを自分でデザインしていると、出来上がりはとても良い物のように見えます。これが落とし穴になる場合もあるのです。

第三者からすれば「何が伝えたいのかわからない…」という風なバナーデザインになっていることもあるのです。都度第三者の意見も聞きながらバナー作成を進めていってください。

6. ネットショップの雰囲気に合わせる

バナーは目立たせなければいけません。それは大前提なのですが、ネットショップのデザインとイメージが合わなければ本末転倒です。ネットショップのデザインを損ねてしまうようであれば、バナーは邪魔者となってしまうのです。

また、イメージダウンするようなバナーを設置してしまっては逆効果になってしまいます。バナーデザインは、あくまでもネットショップの雰囲気に合わせ、自然に目立つようなデザインにする必要があります。

7. ターゲットを想定する

バナーを作る際には、ターゲットを想定しましょう。ターゲットを想定しておくことにより、デザインが定まってきます。

例えば年配の方がターゲットなら、落ち着いたデザインが好まれる傾向にあります。逆に若者がターゲットなら、おしゃれなものであったり派手なものが好まれることが予想されます。またキャッチコピーの字体なども変わってくるでしょう。言葉選びも変わえていかなければなりません。

ターゲットを想定しているかしていないかで、バナーの効果は大きく変わってきます。しっかりターゲットを意識して考え、バナーデザインに反映してみてください。

なお、こちらの記事ではターゲットの設定方法を解説しています。より適したターゲットを設定できるようになれば、バナーから得られる効果も高まるでしょう。

バナーを作成する時の3つのコツ

バナーを作成する時のコツを3つご紹介します。ご自身でバナーを作成する際には、以下のことに気をつけて案を練ってください。

  1. 文字は内容も見た目もこだわる
  2. 内容を詰め込みすぎない
  3. 数字を入れると効果アップ

基本的なことですが、これらを守るか守らないかでクリック率が変わってきます。しっかり意識した上でデザインしてみてください。

1. 文字は内容も見た目もこだわる

キャッチコピーや商品名など、文字もバナーに入ってきます。その際、内容にも見た目にもこだわるようにしましょう。

まず内容については、コピーライティングやセールスコピーなどを学習すると良いです。すぐには身に付かないほど奥が深いものですが、知識を得れば商品説明やブログなどにも生かせます。ぜひこの機会に、ライティング能力を向上させてみてください。

また、見た目にもこだわりましょう。フォントや文字の大きさなどにこだわることにより、見る人の気持ちを動かすことができるでしょう。文字もデザインの一部と考えて、しっかり練ってみるようにしてください。

2. 内容を詰め込みすぎない

バナーを作るとなると、ついたくさんの情報を入れ込んでしまいます。たくさん情報を入れたいのは山々かもしれませんが、バナーに入れるメッセージはシンプルなほうが良いです。たくさんのメッセージを入れてしまうと、本当に言いたいことがわからなくなってしまいます。

例えばセール情報のバナーを作るとしましょう。日付、値段、目玉商品などたくさんの入れたい情報があっても、全てを詰め込むのは避けたほうが良いです。日付を目立たせるのか、値段を目立たせるのか、目玉商品を目立たせるのか…この中で一番目立たせたいものにフォーカスして、バナーを作成してみてください。

フォーカスしたものによって、バナーのデザインは変わってくると思いますので、何に重点を置くかを吟味しましょう。

3. 数字を入れると効果アップ

バナーには数字を入れると良いでしょう。数字を入れることにより、お客さんにわかりやすさを伝えることができます。

例えばセール情報などでは「とても安い!」のような抽象的な言葉よりも「〇〇%OFF」という、数字を含めた具体的な言葉を入れることで、セールであることをイメージしやすくなります。また、具体的な値段を入れることも好まれるでしょう。

バナーは注目を集めなければいけません。アピールするためには、数字をうまく使うことを意識してみてください。

バナー作成初心者が避けたいNGパターン6つ

バナー作成初心者の方は、これからご紹介する6つのことに気を付けてください。どれも陥りがちなNGパターンなので、自分でバナー作成をする際には以下のことに注意しましょう。

  1. 写真(イラスト)と文字の区別がつきにくい
  2. 写真(イラスト)と内容のイメージが合っていない
  3. 余白がなく見づらい
  4. 伝えたいことが何かわからない
  5. 画質が悪くて見る人にストレスを与える
  6. 文字が目立っていないため主役が何かわからない

少しバナー作成に慣れてきた頃でも、こういうったパターンに陥ってしまうことがあります。ラフ案を考える段階での確認や、最終確認の際のチェックポイントにしてください。

1. 写真(イラスト)と文字の区別がつきにくい

バナーのデザインでは、主役にしたい物をしっかり目立たせることが重要です。

写真(イラスト)と文字の区別はちゃんとつきますか?デザインをしていると、写真に文字が馴染みすぎてしまうケースがあります。デザインとしては美しくても、バナーとしては効果が発揮されません。

必ずしも文字が主役とは限りません。商品画像を主役にしたい時もあれば、商品画像と文字の両方を主役にしたい場合もあるでしょう。

何が主役なのか、お客さんがぱっと理解できるようなデザインが理想です。目立たせるべきポイントをしっかり目立たせるためにも、写真と文字の区別をしっかり付けておくようにしましょう。

2. 写真(イラスト)と内容のイメージが合っていない

いくら良い写真(イラスト)を用意しても、内容とイメージが合ってなければ意味がありません。

例えば、とても綺麗な風景画にセール情報というようなデザインを見たら、お客さんはどう思うでしょうか?目立つことは目立つかもしれませんが、デザインとしてはチグハグになってしまいます。

バナーの目的のひとつは目立たせることです。しかし真の目的は、商品の購入などになります。お客さんの購買意欲をそそるように、写真と内容がマッチしたバナーを制作しましょう。

3. 余白がなく見づらい

バナーを作ったはいいものの、ごちゃごちゃし過ぎていませんか?

余白の部分がないと、バナーがうるさく見えてしまいます。もちろん、意図的にごちゃごちゃしたデザインにする場合もあるでしょう。そういった意図であれば問題はありません。しかしそうでない場合、余白を作ることにも効果があるということを知っておいてください。

例えば、あるキャッチコピーを全面に出したいとしましょう。そのような場合、余白の使い方が鍵となってきます。キャッチコピー以外を余白にすることで、結果的にキャッチコピーが目立つようになるのです。

ごちゃごちゃしたデザインにしてしまうと、伝えたいことが埋もれてしまいますので「あえて何も書かない」という場所を作ってみてください。

4. 伝えたいことが何かわからない

伝えたいことが何かわからないデザインになってしまっていませんか?

訴求したいポイントが多いと、どうしてもひとつのバナーにいろいろ詰め込んでしまうでしょう。しかし、バナーで伝えたいメッセージは、基本的にひとつに絞ったほうが効果的です。複数のメッセージがあると、どれが重要なのかがわからなくなるからです。

例えば「カシミヤのセーターが12月1日から50%OFFで買える!3日間の会員様限定!」という文字を見たとき、あなたはどう思いますか?この一文には、大切なことがいくつも書かれています。しかし、多くの方は「情報量が多い…」と感じてしまうのではないでしょうか。

何を伝えればよいかわからなくなったら、バナー作成の目的に立ち返ってみましょう。ポイントを整理して、メッセージをおもいきって絞ることで、お客さんに情報をわかりやすく提供できるでしょう。

5. 画質が悪くて見る人にストレスを与える

バナーでやってはいけないこと、それは見る人にストレスを与えてしまうことです。

画質が悪いことは、見る人にストレスを与える大きな要因となるでしょう。どんなに良い写真やイラストを使っても、画質が悪ければバナーとしての効果は薄れてしまいます。

一方、きれいなバナーは自然なクリックを誘います。バナーそのもののクオリティに意識をとられることなく、情報を伝えることができるためです。

バナーに使用する画像の画質を良くすることは、最低限必要なことと言えるでしょう。
「クリックしてもらえるはずだったお客さんを逃してしまった…!」
このような悲劇をなくすために、画質の良い画像を用意して、バナーのクオリティを高めましょう。

6. 文字が目立っていないため主役が何かわからない

1つ目でも言及しましたが、バナーのデザインでは、主役にしたい物をしっかり目立たせることが重要です。

商品画像やブランドロゴも大切ですが、文字があることでバナーは完成します。文字がなければ、どんなに良いデザインや画像でも、伝えたいことを伝えることはとても難しいでしょう。

商品の価値が高いと、文字よりも商品画像を優先してしまうかもしれません。それは間違いではないのですが、同じぐらい文字も目立たせてやる必要があります。

例えばブランド物のバッグをセール品として用意したとしましょう。そのバナーを制作する際、商品画像だけを主役に抜擢してしまっては、結局なんの意味があるバナーなのかがわからないのです。説明やキャッチコピーは必要不可欠なので、文字は必ず必要になります。

文字は商品画像と同じかそれ以上に重要なので、文字を目立たせることも意識してみてください。

バナーが自分でうまく作れない時は?

バナー作成をするためには、様々なスキルが必要です。AdobeのPhotoshopやIllustratorなどのデザインソフトを始め、ライティングスキルの向上も必要でしょう。もしもそういった学習に時間が取れなかったりスキルアップが難しいのであれば、外注してしまうこともひとつの方法です。

ランサーズやクラウドワークスなどでは、デザイナーに仕事を依頼することができます。長いお付き合いになるデザイナーと出会える可能性もあるので、外注することも視野に入れてみましょう。プロに依頼することによりバナーの訴求効果アップも見込めます。

まとめ

今回は、ネットショップでバナー作成をする際のポイントについて解説しました。バナー作成は奥が深く、何をどう目立たせるのかがポイントになります。また、いくつものパターンを作ることにもなるので、様々なバリエーションも必要でしょう。いろんなデザインがあるので、たくさんのネットショップを回って研究してみても良いですね。

バナー作成初心者のうちに陥りがちな思考として、バナーを「とにかく目立たせよう!」とデザインすることが挙げられます。しかしそれではサイトデザインを損ねる可能性もあり、伝えたいことが伝わらない結果になってしまうかもしれません。

しかし、バナーを作るコツさえわかってしまえば、自社のネットショップに馴染むようなバナーにグッと近づけるはずです。記事で取り上げたポイントを何度も見直して、ターゲットの心に刺さるバナーを生み出しましょう。

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