ネットショップにおけるアフィリエイトの活用方法!掲載費用や導入方法を解説

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費用対効果の高さが魅力の「アフィリエイト広告」。ネットショップの集客に、アフィリエイト広告の利用を検討している方も多いのではないでしょうか。

この記事では、アフィリエイトの仕組みと、ネットショップにおける効果的な活用方法を紹介します。初めてアフィリエイト広告を利用する方は、ぜひ最後までご覧ください。

編集者

JPholic株式会社 ECNOW 編集部

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ネットショップにおけるアフィリエイトとは?

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ネットショップの集客に用いられるアフィリエイト広告とは、商品購入などの成果に対して広告費を支払うWEB広告のことです。成果(売上)と報酬(広告費)が必ずセットで生じるため、成果が出なければ広告費が生じない仕組みです。

また、報酬が発生する成果条件や報酬額を広告主が自由に設定できる点も特徴です。たとえば、商品Aの購入時は10%、商品Bの購入時は8%と商品特性や利益率を鑑みて報酬額に差を設けることができます。

アフィリエイト広告は、広告主にとって費用対効果・選択の自由度が高いネット広告といえます。この章では、ネットショップにおけるアフィリエイト広告の仕組みを紹介します。

アフィリエイト広告の仕組み

アフィリエイト広告は、下記の三者により成立しています。

  • 広告主:広告を出稿したいネットショップ
  • アフィリエイター(メディア):広告を掲載してくれる媒体
  • ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー):広告主とアフィリエイターの仲介役

ASPは、アフィリエイトサービスプロバイダーとも呼ばれ、広告主とアフィリエイターをマッチングさせる仲介役のことです。ASPがいることで、広告主は自らアフィリエイター(メディア)を探す必要がなく、なおかつ多くの媒体に広告を掲載できるのです。

広告主とアフィリエイターは、それぞれASPで登録作業をおこないます。登録が済むと、広告主はアフィリエイターの募集ができ、アフィリエイターは数ある募集の中から、自分が掲載する広告を選ぶ流れです。

また、ASPは両者のマッチングを担うだけでなく、金銭面のやりとりも代行してくれます。

ネットショップ アフィリエイト
引用:https://media.kuronekoyamato.co.jp/post/?id=197#a4

アフィリエイター(メディア)の掲載した広告から商品が売れた場合、広告主は、ASPに報酬額と手数料を支払います。ASPは、両者の仲を取り持った見返りに手数料を受け取り、広告主から受け取った成果報酬をアフィリエイターへ支払う仕組みです。

アフィリエイト広告では、広告主とアフィリエイターが直接的に契約面・金銭面のやり取りをする必要がありません。これにより、広告主は少ない手間で数多くのアフィリエイターに広告掲載を依頼できるのです。

ネットショップでアフィリエイトを活用するメリット

ネットショップ アフィリエイト

ネットショップでアフィリエイト広告を利用するメリットは、下記の3つです。

  • 低予算・低リスクで運用可能
  • 費用対効果が高い
  • ネットショップの認知度向上に効果的

それぞれ順に紹介します。

低予算・低リスクで運用可能

アフィリエイト広告は、ほかのネット広告と比較しても、低コストでの運用が可能です。アフィリエイターに支払う報酬額は、任意で設定できるため、無理のない範囲で広告を掲載できます。

アフィリエイト広告は、低予算・低リスクで利用できるため、出店間もないネットショップでも利用しやすいのではないでしょうか。

費用対効果が高い

先ほどのメリットに付随して、費用対効果の高さもアフィリエイト広告ならではの魅力です。報酬はネットショップの商品が売れた場合にのみ支払うため、「広告費を払ったけど商品が売れない」などのリスクがありません。

また、ASPには、広告の停止や予算上限の設定など、広告主がリスクを回避するための機能も備わっています。広告費が売上に直結するのは、数ある広告の中でもアフィリエイト広告だけのメリットです。

ネットショップの認知度向上に効果的

アフィリエイト広告で期待できるのは、商品が売れることだけではありません。数多くのアフィリエイターが広告を掲載することで、ネットショップの露出が高まり、認知拡大が期待できます。

場合によっては、アフィリエイターの広告で自社ネットショップを知り、後日、直接ネットショップを訪問してくれる可能性もあります。この場合、アフィリエイターが掲載したバナー・リンクを介していないため、報酬を支払う必要がありません。

認知度向上や購入のきっかけ作りなど、副次的な効果が期待できるのもアフィリエイト広告ならではのメリットです。

ネットショップでアフィリエイトを活用するデメリット

ネットショップ アフィリエイト デメリット

アフィリエイト広告は、広告主に有利な仕組みにも思えますが、当然デメリットも存在します。

  • ASPの利用費がかかる
  • 短期間で結果が出にくい
  • アフィリエイターの管理が困難

メリットのみならず、デメリットも十分に把握しておきましょう。

ASPの利用費がかかる

ASPの利用には「初期費用」「月額費用」「コミッション(手数料)」がかかります。仮に広告の成果がゼロの場合、アフィリエイター(メディア)に支払う報酬は0円ですが、ASPには固定費を支払わなくてはなりません。

ASPの契約時には利用料をしっかり確認してから始めましょう。

短期間で結果が出にくい

アフィリエイト広告は、リスティング広告やディスプレイ広告と違い、成果が出るまでに時間がかかる傾向があります。理由は、ASPに登録したのち、アフィリエイターの募集からはじめなければならないためです。

アフィリエイターにとって好条件な掲載内容を提示できれば、短期間で相当数を確保できますが、競合の広告主が存在する場合、現実的には難しいでしょう。実際には、ほかの広告主の様子を伺い、掲載内容を調整したり、掲載を許可するアフィリエイターを選別したりと、時間がかかります。

ASPでは、アフィリエイター募集の即効性を高めるキャンペーン開催も可能ですが、短期間でネットショップの集客力・売上を高めたい場合には、ほかの広告との併用を検討すると良いでしょう。

アフィリエイターの管理が困難

アフィリエイト広告では、起用したすべてのアフィリエイターを管理することは現実的に困難です。たとえば1人のアフィリエイターを見ても、サイト内における複数のコンテンツに広告を掲載しているケースが一般的です。

つまり、数百・数千ものアフィリエイターと提携した場合は、アフィリエイターの管理が実質的に不可能なのです。そのため、アフィリエイターを募集する段階で、自社ネットショップとの関連性を精査しておくことをおすすめします。

ネットショップにおけるアフィリエイト広告の掲載費用

ネットショップのアフィリエイト広告を掲載する場合、どのような費用がかかるのでしょうか。この章では、アフィリエイト広告の費用構造と成果報酬の目安を紹介します。

アフィリエイト広告の費用構造

ネットショップのアフィリエイト広告を掲載する場合、アフィリエイターに支払う成果報酬と、ASPに支払う手数料は必ず発生します。アフィリエイターに支払う成果報酬は、扱う商品やジャンルによって大きく異なります。

さらに、売上に対して〇〇%や、一律〇〇円など報酬額の決まり方も広告主によってさまざまです。

一方、手数料は、利用するASPによっても異なりますが、成果報酬に対して30%が多く見られます。また、利用するASPによって、成果報酬と手数料以外に下記いずれか、もしくはすべての費用が発生します。

  • ASPの初期費用
  • ASPの月額費用
  • アフィリエイターの募集コスト(オプション)

ASPの初期費用は、広告主がASPに登録する際に支払う費用。金額は5万円前後が一般的です。

ASPの月額費用は、毎月固定でかかる費用です。月額費用は、契約するプランによって幅があり、3万円〜5万円が多く見られます。

アフィリエイターの募集コストとは、任意で実施するキャンペーンにかかる費用を指します。ASPに自社ネットショップを紹介してもらい、アフィリエイターを募集すると、数万円〜数十万円ほどかかります。

ただし、アフィリエイター募集のキャンペーンは任意のため、不要であれば利用する必要はありません。アフィリエイトの掲載にかかる費用をまとめると、下記のとおりです。

  • 成果報酬:広告主次第(必須)
  • 手数料:成果報酬の30%(必須)
  • ASPの初期費用:5万円前後(ASPによる)
  • ASPの月額費用:3万円〜5万円(ASPによる)
  • アフィリエイターの募集コスト:数万円〜数十万円(任意)

アフィリエイト成果報酬の目安

先述のとおりアフィリエイトの成果報酬は、ネットショップで扱う商品・ジャンルによっても異なります。この項では参考として、下記ジャンルにおける成果報酬の目安を紹介します。

  • 美容機器・脱毛器
  • ファッション・アパレル
  • 健康食品・サプリメント
  • 雑貨・インテリア

美容機器・脱毛器の成果報酬は、商品代金の10%〜25%が多く見られました。美容機器・脱毛器は、1商品あたりの単価が8万円〜12万円ほどなので、金額ベースでいうと約1万円を支払う計算です。

ファッション・アパレルは、ブランドの知名度によって大きな差が見られました。大手ブランドの場合、商品代金の3%〜7%なのに対し、中小ブランドは10%〜15%が設定されています。

健康食品・サプリメントは、特に成果報酬割合が高い商品ジャンルです。初回購入時には、商品代金の50%〜80%の成果報酬が設定されています。

雑貨・インテリアは、商品代金の5%〜10%が多く見られました。単価が高いインテリアよりも、低単価な雑貨の方が成果報酬が高い傾向にあります。

ネットショップのアフィリエイト広告を出稿する手順

ネットショップのアフィリエイト広告を出稿する手順は、大きく下記の3つです。

  • ASPへ登録
  • 初期設定と広告素材の準備
  • 運用開始

ASPへ登録

まずおこなうのは、アフィリエイターとの仲介役であるASPへの登録です。ASPは、サービスによって料金プラン・抱えるアフィリエイター数が異なります。

しかし、高い成約率を誇るトップアフィリエイターは、ASP A社・B社・C社など、複数のASPに登録しています。そのため、どのASPを選んだとしても、トップアフィリエイターの獲得数に大きな差はないでしょう。

ただ、アフィリエイト広告の副次的効果である、認知度向上を視野に入れるのであれば、多くのアフィリエイターを抱えた大手ASPがおすすめです。

初期設定と広告素材の準備

続いておこなうのは、商品紹介・成果条件などの初期設定と、バナー・テキストリンクなどの素材準備です。商品紹介や成果条件は、アフィリエイターを募集するうえで重要な要素です。

ネットショップ側が詳細な商品情報を提供した場合、アフィリエイターも商品を紹介しやすくなるため、呼びかけに応じてもらいやすくなります。また、成果条件は、アフィリエイターとのトラブルを避けるためにも、曖昧な表現を避け具体的に記載しましょう。

アフィリエイト広告で掲載する広告素材は、広告主であるネットショップが用意しなければなりません。広告素材は、仕上がりによって成約率が大きく左右されるため、ユーザーがクリックしたくなるような、魅力的な画像・文言を心がけてください。

運用開始

アフィリエイターが集まれば、いよいよアフィリエイト広告の運用開始です。運用直後は、アフィリエイター数や成約率などのデータを追いかけ、ネットショップにどの程度の効果が出ているかを検証します。

想定していた効果が得られない場合は、状況に応じて、成果報酬を変更したり、広告素材を追加・入れ替えたりと、効果の最大化を目指します。

アフィリエイト広告のおすすめASP4選

ネットショップ アフィリエイトASP

ネットショップのアフィリエイト広告には、下記4つのASPがおすすめです。

  • A8.net
  • もしもアフィリエイト
  • バリューコマース
  • アクセストレード

この章では、各ASPの特徴と料金体系を紹介します。

A8.net

初期費用50,000円(税抜)
月額費用6ヶ月契約 :40,000円(税抜)12ヶ月契約 :37,000円(税抜)18ヶ月契約 :33,000円(税抜)
ASP手数料成果報酬の30%

A8.netは、広告数・アフィリエイター数ともに、日本国内で最大手のASPです。308万ものアフィリエイターと提携しており、年間19万人(2020年時)の新規アフィリエイターが登録しています。

また近年では、検索エンジンに限らず、Twitter・InstagramなどのSNSを使った新たな集客チャネルも拡大しています。業界最大手の信用があるASPのため、迷った場合にはA8.netを登録すると良いでしょう。

もしもアフィリエイト

初期費用無料
月額費用無料
ASP手数料成果報酬の30%

もしもアフィリエイトは、個人アフィリエイター専門のASPです。個人アフィリエイターは、商品まとめ記事や評判・レビュー記事などに広告を掲載する傾向があるため、ネットショップのアフィリエイト広告と相性がいいASPです。

もしもアフィリエイトは、初期費用・月額費用が無料なため、かかるコストは成果報酬と手数料のみ。アフィリエイト広告の運用コストを抑えたい方に適したASPです。

バリューコマース

初期費用ライトプラン:無料ベーシックプラン:50,000円(税抜)
月額費用ライトプラン:35,000円(税抜)ベーシックプラン:50,000円(税抜)
ASP手数料ライトプラン:35%ベーシックプラン:31.5%

バリューコマースは、日本初のASPです。アフィリエイター数は、累計90万以上とそれほど多くありませんが、アフィリエイターの登録時に目視による独自審査基準を設けています。

また、登録後に不正が発覚すると摘発するなど、質の高いアフィリエイターが厳選されています。ASPによって厳選されたアフィリエイターと提携したい方におすすめです。

アクセストレード

初期費用50,000円(税抜)
月額費用40,000円(税抜)
ASP手数料成果報酬の30%

アクセストレードは、バリューコマースと並び、運営歴の長いASPです。2001年から運営を開始し、蓄積したノウハウをもとに、アフィリエイターの育成に力を入れています。

アフィリエイターは、ブログ以外にInstagramやYouTubeなどでの登録が可能なため、幅広いチャネルにアプローチできるASPです。

ネットショップでアフィリエイト広告を成功させるコツ

ネットショップ アフィリエイト

ネットショップでアフィリエイトを成功させるには、下記3つのコツを押さえることが大切です。

  • アフィリエイターと良好な関係を構築する
  • ネットショップのクオリティを高める
  • 実績に応じて待遇・報酬待遇を優遇する

アフィリエイターと良好な関係を構築する

ひとつ目のコツは、アフィリエイターと良好な関係を構築することです。商品詳細と成果情報を掲載するだけで、アフィリエイター任せにするのではなく、ネットショップ側からも積極的に情報を提供することが大切です。

たとえば、対象商品のターゲット属性や既存顧客の傾向を伝えれば、アフィリエイターはその情報をもとに、訴求方法や言い回しを最適化できます。これにより、成約率が高まれば、ネットショップの売上にもつながります。

また、アフィリエイターと良好な関係を構築できれば、ほかの広告主よりも条件が悪い場合でも、自社ネットショップを優遇してくれるかもしれません。アフィリエイターとの良好な関係は、多くのメリットをもたらしてくれるため、ネットショップ側から積極的に歩み寄ると良いでしょう。

ネットショップのクオリティを高める

ふたつ目のコツは、ネットショップのクオリティを高めることです。どんなに掲載条件が良くても、クオリティの低いネットショップはアフィリエイターが避ける傾向があります。

アフィリエイターは自分の媒体に広告を掲載するため、低クオリティなネットショップを紹介すると、自分の媒体の評価が下がりかねません。また、クオリティの低いネットショップで成約させるのは、難易度が高いため、掲載条件が良くても避けられる可能性が高いのです。

したがって、アフィリエイター(メディア)が広告を掲載したいと思えるようネットショップのクオリティを高めることが大切です。

実績に応じて待遇・報酬待遇を優遇する

みっつ目のコツは、成約率などの実績に応じて待遇や成果報酬を優遇することです。たとえば、有力アフィリエイター専用のキャンペーンを用意したり、広告素材を提供したりなど、より成果を出しやすいようサポートするのです。

こうした実績に応じた待遇は、アフィリエイターのモチベーションを大きく左右するため、良好な関係を構築しやすくなります。

アフィリエイト広告の出稿なら、MakeShopの活用がおすすめ

この記事では、ネットショップにおけるアフィリエイト広告の活用方法を紹介しました。アフィリエイト広告は、固定費こそかかりますが、費用対効果の高いネット広告です。

うまく活用できれば、少ない広告費で新規顧客を効率的に集客できるでしょう。

アフィリエイト広告の出稿と、ネットショップの乗り換えを検討されている方には、業界最多のASP対応数を誇るMakeShopがおすすめです。MakeShopのアフィリエイト機能は、37のASPサービスと提携しており、高い集客効果が期待できます。

また、あらかじめ広告素材が用意されているため、ASPに登録後即座にアフィリエイターを募集できます。今なら15日間の無料トライアルが用意されているため、まずはお気軽に試してみては、いかがでしょうか。

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